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「そこはちゃんと分かってるよ?」
山田「ちょっーと吐き出したくなったのよ。誰でもないAだけにさ」
「私で良かったらいつでも聞くからね?」
山田「ありがとう。けど、頼りすぎも良くないからね」
「幼なじみでしょ?何言ってんの」
山田「そうだな笑」
「話ってこれ?」
山田「おう、どうしても聞いて欲しくてさ。吐き出したくなって。ここに連れてきた。うじうじしてるから」
「いや、うじうじって。あと私泊まってくよ?こんな時間だし帰るのだるい」
山田「おう、泊まってけ。雄也には言っとく」
「侑李には?言わないの?」
山田「お前から言いな」
「わ、わかった」
今日は涼介のとこ泊まるそうLINEを入れた
すぐに着いた既読
了解のスタンプがきた
山田「おい、先風呂入りな」
「はーい」
涼介といつの間にか両思いだった私
相手の心が読めたらすれ違わずにすんだのかな
いや、私がちゃんと伝えてたら良かった?
でもこうなっても結局付き合ってないのだからそういう運命だったんだ
涼介の気持ち聞いて直ぐに涼介の所に行かないのなんて答えが出てるようなもんか
考えながら入ってるとぼせてきた
「やば」
山田「長風呂だったな」
「気づいたら時間経ってた笑」
山田「俺行ってくるわ。布団いつものとこに敷いたから」
「うん、ありがとう」
いつもいつもありがとう
何から何まで
そういうなんにでも優しい涼介が大好きなんだ
侑李からLINEが来てた
明日の仕事終わりにコンビニ行こうと誘われた
侑李とコンビニは最初に会った時以来かもしれない
そう思うと今はアイスが似合わなくなってきたかもな
そう思いながら眠りについた
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作者名:Ne | 作成日時:2023年11月9日 14時