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「やっぱりまだちょっと暑いな」
コンビニに行く途中で前に小柄な男性が歩いている
涼介よりも小さい
そのままコンビニに入っていく
後ろ姿の感じこの時間くらいに行くとたまにいる人かなって思ったけどそうみたい
いつもはコンビニの中でしか見かけなかったから分からなかったけど
同じ方面から来てたのか
いつもマスクしてて
ちょっとボサボサで
でも前髪ギリギリから見える目は凄く綺麗
私は一直線にアイスコーナーへ
私が食べたいアイスはラスイチ
手を伸ばすと
反対側から手が伸びてきた
そのまま当たってしまいすぐひっこめる
「あ、すみません」
男性「すみません、ど、どうぞ」
「いや、いいんです。私昨日もこれ食べたし」
男性「昨日も??好きなんですね」
「あ、はい。好きです」
男性「僕もです笑」
「でも、ほんとに昨日食べたんで」
男性「じゃあ、遠慮なく、、ありがとうございます」
その時に目が合った
目を合わせたまま何故か逸らせなくて
「ふふっ笑」
笑ってしまった
その時男性と目は合わなくなり
「じゃあ、私はこれで」
別のアイスを持ってレジに向かった
男性「あ、はい」
そのまま外に出ようとする
男性「あ、あの」
山田「Aー?アイス買うだけに何分かかってんの。結局来ちゃった」
「ごめんごめん、アイスどれにしようか悩んでた笑」
山田「あれ、知念?」
知念「涼介!久しぶりだね」
山田「こっち戻って来てたの?」
知念「うん。ちょっと前にね」
山田「何してんの?」
知念「すぐそこの旅館で住み込み。けどもう少ししたら次の職場探さないとなの」
山田「あれ、実家は?」
知念「もうこっちには無いよ、僕だけ戻ってきた。また涼介達に会えるかなって」
山田「なんだよそれー連絡しろよー」
知念「消えちゃったの笑今いい?」
山田「おう!ってかさ次の職場こいつのとこで良くない?住み込みもいいんだよね?」
「うん。いないだけで住み込み歓迎だよ。部屋いっぱい余ってるし、この人達もたまに泊まるし」
山田「俺もずっとここだし、みんなもいるよ」
「あ、涼介達の言ってた引っ越した友達って」
山田「そう!知念のこと!高校2年以来だっけ?」
知念「そうだね、っていうかそんなトントン拍子に進んで大丈夫なの?」
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作者名:Ne | 作成日時:2023年11月9日 14時