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男「カンパーイ!」
「帰りたい」
みる「騙して悪かった、1時間で帰っていいから。お願い!」
「タダで食べて飲める券貰ったんじゃなかったの、、、」
みる「そう言わないと来てくれないじゃん!私も呼べる女の子あんたしかいなかったの」
「もぉー、1時間だけだよ?」
みる「ありがとう!今度飲み行こ奢るから」
「さしでね?」
みる「もちろん」
友達のみるこの子はほんとに可愛いからお願いされるとなかなか断れない
みる「旦那に怒られる?」
「旦那じゃないしあいつ彼女できた」
みる「またか、懲りないねあいつも」
「まあ、いいんじゃん?」
男「あれ、楽しんでるー?Aちゃんだっけ?」
「あ、はい、楽しんでます」
男「もうグラス空いてるじゃん、すみませーん!」
「あ、いや」
って聞いてないし、距離近いし
帰りたい
まだ10分しか経ってない
みる「白目剥いてんじゃない」
そう言って太ももつねられる
痛い!!
はいはい、やればいいんでしょ
「レモンサワーで」
男「お、飲むね?俺もレモンサワーで」
「みる、私ほんとにお金持ってきてないよ?」
男「いいよいいよ、ここは男性陣が出すから」
お前に聞いてないし
「あ、そうなんですか?ありがとうございます!」
こうやって笑っとけば悪い気はしないでしょ
店員「お待たせしました、レモンサワー2つです」
「ありがとうございます」
男「はい、カンパーイ」
ゴクゴクゴク
「ふぅー、美味し」
男「結構飲める感じ?」
あ、やべ
「はい、まあ笑」
それから10分喋って
別の人が来た
男「さっきから結構飲んでるよね?」
「そうですか?普通ですよ」
男「ならさ、次こっち飲んでみてよ?」
「なんです?これ」
男「甘いお酒、俺少しだけバーテンダーやってたことあってさたまに飲みたくなるとメニューには無いけど作ってもらう時があるオリジナルカクテル。ぜひ飲んでみて?」
「ありがとうございます、じゃあこれ飲み終わったらそれにします」
みる「大丈夫?」
「うん、後30分くらい?余裕」
男「何?帰んの?」
「はい、私明日早いんでお先に失礼します」
それは嘘
男「えー、じゃあ俺送ってくよ?」
「大丈夫です。1人で帰ります」
男「そう?まあ必要になったら言って全然送るから」
「ありがとうございます」
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作者名:Ne | 作成日時:2023年11月9日 14時