第54話 ページ10
『あー・・・だから言わんこっちゃない』
「いやーあぶなかった」
あの後 遊真は自転車ごと川へとダイブした
もちろん自転車と遊真を救助したのは優菜とさっきの少女である
「せっかく買った自転車が川の藻屑になるところだ
った」
大量に川の水を含んだパーカーは冷たく重くなっていた
自転車より自分の心配をしてほしい 優菜は思う
「でも確実に何かつかめたな おまえのおかげで
えーと・・・・・名前まだ聞いてないか」
「わたしは・・・・・千佳
雨取 千佳」
「そうかチカか おれは遊真 空閑 遊真
・・・・・でこっちが」
遊真は隣にいる優菜を指差す
『よろしくチカ わたしは空閑 優菜
『一応』ユウマの双子の姉ね 『一応』』
やけに『一応』を強調していたがそこは置いておこう
「すごいそっくりだね さすが双子」
千佳は2人の顔を見比べた
「そうか?
そういえばチカの服ずぶぬれじゃん カゼひくぞ」
遊真は千佳の袖の部分を指差した
「遊真くんと優菜ちゃんのほうがずぶぬれだよ」
うーん・・・まあユウマを引っ張りあげたしね
「そうか?」
「そうだよ」
笑っていた千佳の表情が変わる
ウ―――――――――――
「おっ警報けっこう近いな
でも警戒区域の中か・・・・・」
遊真が言い終わらない内に千佳は走り出した
「ごめん!わたし行くね!」
そのまま走って行ってしまった千佳
しかしその方向は____
「おいおい そっちは警戒区域・・・・・
近界民がいる方だぞ?」
指輪からレプリカが言った
《彼女・・・・・警報が鳴る前に襲撃に気づいてい
たように見えたが・・・・・》
「・・・・・!?」
『うん そうだねレプリカ
この場合サイドエフェクトの可能性があるかもし
れない』
だとしてもわざわざトリオン兵のところまで行く理由にはならない
それにさっきのチカのあれ____
少女は電話を掛ける千佳の様子を思い出した
サイドエフェクト使ったけど相手はたぶん
____オサムだ
『ユウマ・・・行こう』
「そう言うと思ったよ」
遊真が自転車のカギを掛けている間に少女はある物の状態を確認する
首に掛けてあるチェーンを手繰り寄せるとパーカーの下に隠してあったお目当ての物が姿を現した
太陽の光が反射して黄金色に___まるで少女がサイドエフェクトを使った時の瞳ように輝くそれ
懐かしい思い出の品
『よかった・・・・・壊れてない』
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
タヌキ
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
ラッキーキャラ
遊真
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レイン(プロフ) - 卯卯鬼さん» それと読んでいただきありがとうございます。 (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - すいません固定です、 一応注意として書いたのですが・・・・・分かりやすいように改善させていただきます。 (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7d9690a49c (このIDを非表示/違反報告)
卯卯鬼 - 名前って固定でしょうか?変わらないので、教えていただきたいです。あと、面白いです!更新頑張って下さい!応援してます! (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7a8ba0adbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RAIN@元アラジンlove x他1人 | 作成日時:2016年1月10日 12時