天下無双の黒天使【東京卍リベンジャーズ】

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意識が戻ったのは翌日だった

本来なにも感じないはずの家は美味しそうな匂いが漂っていた

その匂いはどうもキッチンからのようだ

まだ少し痛む頭を押さえてリビングの方に歩いた

扉を開けて見えたのはだいぶ短い銀髪

『みつ……や？』

そう呼ぶと三ツ谷はこっちを振り返って笑顔を見せてくれた

ﾐﾂﾔ「おはよ、頭は大丈夫か？」

『なんかバカですか？って言われてるような気がしてしまう』

ﾐﾂﾔ「そんなんじゃねぇよ、その様子なら大丈夫だな」

これ食え、とお椀に入った卵がゆを差し出した

『……風邪ひいたわけじゃねぇんだけど』

ﾐﾂﾔ「お前がちゃんと飯食ってる感じしなかったからな、少しはちゃんと栄養あるもん食え」

『いや、某1本満足バー食べてるからちゃんと』

ﾐﾂﾔ「馬鹿かお前」

『やっぱバカにすんじゃん』

まぁ…いただきますよ、と私は三ツ谷の作ったお粥に手をつけた

『………憎たらしいくらい美味い』

ﾐﾂﾔ「だろ？」


＿＿＿＿

どうやら三ツ谷君は午後は学校に行くようでお粥があった器を洗ったら家に帰っていった

時計を見たら12:30でびっくりした

わい、そんな寝たんだ………えぇ…

…じゃあこの頭痛って寝すぎが原因じゃね？

そう思いもっかい30分ほど寝ることにした

＿＿＿＿

『うん確定だねこれ頭痛い』

なんで私は3時間も寝てしまったのだろうか

…そういえば前にもこんなことがあった時、近くを散歩したら治ったような

『よし散歩しよう』

思い立ったらすぐ行動、これが私のモットーだ




『……あり、結構時間経ってね？』

ぼーっとしながら歩いてたら全く知らないところに出てしまった

それと一緒に足が痛い

携帯を確認してみたら[16:24]と記載されていた

『うっわまじか、1時間ちょいもあるいてたんか』

というか……ここどこ？

辺りを見渡してみると自分のすぐ横に潰れたであろうゲームセンターがあった

ゲーセンの扉には“首のない天使”のイラストが描かれていた

首のない天使……あぁ、ここってもしかして

『芭流覇羅(バルハラ)のアジト？』

ｶｽﾞﾄﾗ「正解だよ」

『ﾄﾞｯｱｷﾞｯ(？)』

びっくりしすぎてほんとに変な声出た

私の言葉に返答したのは一虎だった

退院した時に比べると髪も伸びたし…いつの間にか染めてるし……バナナの皮被った見たi((ｶｽﾞﾄﾗ「なんか失礼なこと考えてるでしょ」

『いいえ全くそのようなことはございません！！』

あ、あげたピアスつけてくれてる嬉しい←

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