Re:星屑の魔女【ツイステ】 (ページ44)

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星のカケラが40と2つページ44

「クローバー先輩」

「！お前たちか……」

突然でてきたユウたちに驚きながらも会釈をするトレイ。

「図書室で待ち伏せしていれば、マロンタルトのレシピ本を返しにくると思ってました」

真っ直ぐな瞳で見つめるユウ。
エースは寮長のやり方に納得がいかないと文句を言う。

「アンタ実際アイツのことどう思ってんの？
小さい頃からずっとそうやってアイツにぺこぺこしてきたわけ？」

「！誰から聞いた？」

幼なじみと一言も言っていないのに”小さい頃から”という言葉に驚きを隠せないトレイ。

チェーニャからだとデュースは言った。

「つーかよぉ、リドルよりオマエのほうが年上なんだろ？ビシッと怒ってやればいいんだゾ」

とグリムはズバッと言う。
それに同調するようにユウも頷いた。

だけど、トレイは首を振り少し悲しそうな顔で出来ないと行った。

「何でですか？」

「リドルの全ては、厳しいルールのもとで“造られた”ものだからだ」

「え……？」

トレイの言葉に思考が追いつかないユウたち。
リドルは幼い頃から親に分刻みの生活を強いられていたらしい。

それを聞いたエース以外の1匹と2人は悲しそうな表情をして同情をした。

だが、エースだけは違う反応だった。

「…………。今の話を聞いて、よーくわかった。リドル寮長があんななのは、アンタのせいだわ」

その言葉で皆はえっと疑問を思った。