Re:星屑の魔女【ツイステ】 (ページ32)

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星のカケラが30 ページ32

ケイトが来た瞬間、1年生たちは口々に文句を言い出した。

「あっ、A先生も居たんだね〜
ヤッホー」

と、手を振られAもケイトに向かって手を振り返した。
そして、トレイは”疲れただろう、マロンタルト食べるか”と作っていた1年生たちに勧めた。

ケイトとAもそれに便乗した。

「ふわぁぁ…甘くていい匂いなんだゾ～。
上に乗った栗がツヤツヤで、下のクリームがフワフワだ！いっただっきまーす！」

その言葉と同時にみんな食べ始めた。
Aも一口食べた。

「美味しい……！」

「ンッ、やばっ」

「んまーい！」

「スゴい、店に売ってるやつみたいだ」

「甘すぎず、それでいて濃厚なお味！
お口の中が栗畑なんだゾ～！」

「…！甘い美味しい…」

A達は目を輝かせてもう一口とマロンタルトを頬張った。
その時、ケイトは何かを思い出したようにトレイにこう言った。

「そだ。ねーねー、トレイくん、アレやってよ」

「アレ？…ああ、アレか」

トレイは胸ポケットからマジカルペンを取り出し好きな食べ物を聞いてきた。

「オレは、チェリーパイとハンバーガー」

「オレ様はツナ缶なんだゾ。あとは、チーズオムレツと、焼いた肉と、プリンと～」

「強いて言えばオムライス、ですかね」

「オレはラム肉のグリル・ディアボロソースかけ」

『…琥珀蜜のかかったパンケーキかな』

みんな好きな食べ物を言ったあとトレイはマジカルペンをマロンタルトに向けこう言った。

「薔薇を塗ろう!(ドゥードル･スート)」

と。
Aはその言葉でユニーク魔法なのだろうと思った。
そしてトレイに促され皆はまたマロンタルトを一口頬張った。

すると、