星のカケラが20と4つ ページ26
『冗談だからそんなに怒らなくてもいいのに
ところでキミはレオナ・キングスカラーくだよね?
授業をサボる常習犯だって、よく他の教員から聞いていて
そういえば…クルーウェル先生に植物園にある雪像の花を取りに行って欲しいって言われてるけど、
キングスカラーくんは良くここでサボっているならこれのある場所知ってるかな?』
ケラケラと知らず知らずのうちに煽るようなことを言うA。
獅子の男子もといレオナは腹を立て少し睨む
Aとレオナは見つめ合い数秒の間静寂に包まれた。
折れたのはレオナの方だった。
「ハァ〜、着いてこい」
『ありがとう助かったよ』
レオナは溜息をつきながら案内をした。
『へぇ〜ここかぁ…
興味深いものばかりだね』
「オレはもう案内したからな…」
Aは周りの植物に興味深々で一切レオナの言葉を聞かずクルーウェルに言われていた雪像の花を摘んでいた。
その一瞬、なにかの気配を感じたのかレオナは目を見張った。
Aの周りにオーラのようなキラキラと輝いていた。
それは妖精ここなより美しくこの世とは思えない輝きであったがそれは一瞬の出来事だった。
『よし、これでいいだろう
おや、どうしたんだいキングスカラーくん?』
「いや、なんでもねーよ」
『それではまた授業で』
そういいAは植物園を後にした。
─ポタポタッ
『…気のせいか?』
水滴が落ちるような音が聞こえ振り返るが何も無い
そのままそそくさとクルーウェル
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ユノン - 続きが気になる (2022年9月20日 16時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ういろー。 | 作成日時:2022年9月19日 18時