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しばらくして


試合終了のホイッスル。









横「......お。勝ったね」


「うん。」




横「...てか最後の方、

全然見てねぇわ(笑)」









ま、でも太輔も光くんも


出てなかったしいっか、って。









*******









横「お疲れー」


藤「お。サンキュー」






ユニフォーム姿、


初めて見たけど




......結構格好いい。









藤「ん?なに?(笑)」


「いや....

ユニフォーム格好いいな、って」







素直に言ったのに


何言ってんだ、ばーかって

頭ぐしゃぐしゃにされた。









「えーー、褒めたのに」


藤「ははっ、

だって照れんじゃん(笑)」




「全然照れてないじゃん(笑)」








くだらないやりとりして。




何故か横尾くんが

手作り弁当を


太輔に渡してて、




カップルですか?って


思わず笑っちゃった。









藤「....Aは?

なんかないの?(笑)」


「え?!あーーう〜〜....ん、」




藤「差し入れはー?(笑)」








ふざけてるのわかってるけど


なんかないかな、って探してみて。









「........飲みかけの、お茶なら(笑)」









ほんとに冗談で言ったのに


太輔が、

あ。それ貰っていい?って






普通に手にとって


ごくごく飲んじゃってる。









藤「ご馳走さま(笑)」


「.......う、うん。」








太輔って、こういうの


あんま気にしない人なのかな。






ちょっとだけ


ドキドキしたのは...内緒。









だって間接キス......だもん。







私、まだキスしたことないし


こういうの────慣れない。









.









玉「藤ヶ谷、各自で

アイシングとかストレッチ

ちゃんとやるように声かけてー」









体育館の入り口で


話してたら玉森先生が、来て。









藤「あ、わかりました。


2人共、今日ありがとな

じゃまた学校で。」







そう言って、


パタパタ走ってっちゃった。









やだ。なんか、ダメだ。





まだ普通になんて────ムリ。









「っ、よ、横尾くん帰ろ」


横「え?光くんは?

まだ声かけてなくない?」




「あ、えっと...光は

家帰ってからでもいいし、ね?」









早く、ここから離れたくて。




でも先生が───









玉「七瀬」









私の名前を、呼んだ。

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作者名:そら | 作成日時:2015年10月6日 12時

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