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千賀くんが
にこにこしながら
私と藤ヶ谷くんを
交互に見て、
何か言いたげなんだけど
────なんだろ?
光「.....健永、
何そわそわしてんの?」
千「え?いや、そのぉ〜」
「ん?何?」
千賀くんが、
目をキラキラさせて
千「お二人、
付き合ってるんですか?」
「「.....は?」」
千「確か、去年の学祭の
ミスターとミスですよね?
すげぇお似合いだな、って
....あ。おはよーございます!」
千賀くんが
私と藤ヶ谷くん越しに
誰かに挨拶してて。
あ、────え?
振り向くと、
玉森先生が立ってて。
玉「おはよ。
...何してんのー?
練習戻んなさい」
って、今の聞かれた?
「.....先生、」
玉「あー、七瀬さん
俺あとで行くから
先準備お願いしてていい?」
「あ、はい...」
一瞬だけ、目があったけど
すぐ逸らされちゃって。
なんか冷たい言い方。
藤「...」
.
準備室に機材取りに行って
重いけど、ふらふらしながら
特別教室まで持ってく。
うちのクラス、
割とルーズだから
30分から授業開始でも
5分前くらいになって
だだぁっ、て
皆教室になだれ込んでくる(笑)
まだ8時10分だから
誰も来ないの。
「あーー、届かない。」
上のスクリーン、
下ろしたいのに全然届かない。
仕方ないから
椅子持ってきて乗ったけど
それでも背伸びしないと、ダメ。
ちょっと怖い。
けど、あと少し.....
て、奮闘してたら
教室のドアが開いて。
「あ、先生」
玉「え?ちょ、危な....
てか、こら//降りろバカ!」
「へ?バカって...、わっ?!」
準備任せておいて
バカって、って
ひどいとか思ってたら
バランス崩しちゃった。
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作者名:そら | 作成日時:2015年10月6日 12時