愛してるって言えるのは…3 (ページ32)

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久々に岩ちゃんにご飯に誘われた。

前の食事の時は、皆に言えない辛さで参っていた私をさりげなく励ましてくれたな。

私が「何でも食べたい」って言ったら、1番最初に快気祝いでメンバーが連れて来てくれたあの小洒落た居酒屋に連れて来てくれた。

覚えてくれてたんだなって嬉しくなった。

岩「A、ここで臣さんに絡んだよね」

あはは！もうそれは忘れて(笑)

少し黙った岩ちゃんが言った。

岩「…聞いてもいい？」

ふふっ。最近皆に事情聴取されるんだよね(笑)

岩「ここに来る前、俺らのこと、どれ位知ってたの？」

「あはは！それは初めて聞かれたな(笑)結構知ってたよ(笑)ファンだったもん。」

岩「え？まじ？」
岩ちゃんは本気で驚いてる。

「まじ、です(笑)あーー、でも、そんなにファン歴は長くないけど」

岩「ウケる、素直すぎ(笑)」

「ライブも行ったよ。フラッグ振ったもん。」

岩「まじで！」

「うん(笑)最初はねー、知り合いに『急遽行けなくなったから、代わりに行かない？』って、言われたの。テレビで見たことあって…曲も何曲かは知ってたけど、その程度だったから、行っても楽しめるかなって迷ったの。でも、ライブのチケット取るの大変だって聞いたことあったし、娘が絶対に行くって言うから…初参戦(笑)」

岩「…どうだった？」

「もう最高だった！遠い席だったけど、ちゃんとそこまで楽しめるように考えられてて、こんな優しさの溢れるライブ初めてだって思った！……そして、その日から大ファン(笑)」

岩ちゃんがとっても嬉しそうに笑った。