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Aはチラリとナルトを見やると、ナルトは頭を抱えていた。次にサスケを見ると平然としてはいるものの鉛筆は止まっている。そしてサクラはどうやら普通にといているようだ。
するとサスケの体が小さくピクリと動く、どうやら気づいたようだ。
サスケ「(……そうか、そう言うことか!これはただの知力を見る筆記試験じゃなかったんだ!このテストは……カンニング公認の偽装・隠蔽術を駆使した情報収集戦を見る試験でもあったんだ!)」
貴『(さぁーて…気づいた人はそろそろ動き出す頃かな……私もカンニングしなくちゃだけど…)』
Aは勉強系が得意という訳ではないが、暗部をやっているためこの程度の答案の答えくらいなら解ける。だが解かずにカンニングしようとするのはヒルゼンの言葉があったからだ。
貴『(それに…ナルト達が頑張ってるんだから、私だけこんな事したら…見せる顔がないしね。)』
周りはもうすでにカンニングを行なっている人達が増えており、それと共に退場していくものも少しずつ増えていく。
貴『…(そうは言ってもどんなカンニングをすればいいのかな…)』
うちはや日向、油女一族のような特殊な血継限界の力は持っていないし、自分の術を使うにしても情報収集にむくような術を持っている事もない。
軽く腕を組んで首をひねっていると窓の外に一羽のカラスが木に止まっているのが見えた。
それを見てハッとあの術を思い出す。
すぐさま組み慣れている印を組んで行動に移した。
貴『(口寄せ…!)』
ポフンと小さな音を立てて現れたのは窓の外に止まっていたようなカラスの米粒ほどの大きさのカラス…カルノだった。
貴『他の人の解答を見て来て?』ボソッ
カルノ「…カァー……」
Aの言葉にきちんと返したカルノの鳴き声の大きさはAにしか聞こえないほどの小さな声だった。
羽を広げて浮いたカルノはすぐに教室の天井の高さまで上がって行く。
教室の上から受験者の解答用紙を見渡し、答えを埋めている受験者を見つけると、その解答用紙をきちんと見てからまた煙を上げて消えていった。
貴『!(ありがと、カルノ。)』
Aはカルノの見た答案の答えをそのまま書き写していく。
Aの口寄せは少し特殊で…というかAの考えたもので、口寄せ獣の見たものなどを全て術者の方に送ることができるのだ。
つまり分身と同じようなものだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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彗流(プロフ) - カオリさん» 本当ですね…全然気がつきませんでした!修正はしていくつもりですが、流石にこの量全てを把握しているわけでは無いのでゆっくりとなおしていきます。教えてくださりありがとうございました! (2020年1月20日 23時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - チラリとみたが全部チラシになってますよ (2020年1月20日 22時) (レス) id: f2976f8dda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぃろ | 作成日時:2019年6月18日 16時