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窓から入る月の光に頼って電気すら付けずにAは自分の部屋で身支度を整えていた。
いつも通り暗部の服を着て腰に刀を差しポーチに必要な物を入れるとあるものを思い出す。
貴『(確かここに…)』
朧げな記憶を辿って引き出しを開くとそこには暗いからか見えにくいが真っ黒の色で月の光を受けて光るあのクリスタルが入っていた。
そっと持ち上げて久しぶりにみたそれをまじまじと眺める。
貴『(火影様が私を拾った時に首に着けていたと言ってたけど…まさかこんなに大切なものだったなんてね。)』
クスリと笑ってそのクリスタルを首に着けて傷つかないよう服の中にしまうと、そのまま火影邸へと向かった。
……………
コンコンと軽くノックして返事が来てから入る。
貴『……失礼します、火影様。』
ヒルゼン「来たか…」
貴『?何かご用が…?』
書類をまとめていた手を止めてAを見るヒルゼンにAは首をかしげる。
ヒルゼンは外の扉に付いている暗部達を退かせると何処からか何重にも封印の術式がかけられている箱を取り出す。
一つ一つそれを解いていくとその中には一つの封のかかれた巻物が入っていた。
貴『?』
ヒルゼン「……Aよ…大蛇丸が木ノ葉を潰そうと企んでいる事は知っているな。」
貴『…はい。』
ヒルゼン「この巻物はこれからのお主にとって大切な物になるはずじゃ…
だが、お主が命の危機に瀕した時や大切な何かを守りたいと強く思った時しか開いてはならん。
開いた瞬間に封印が解かれ、色んな意味でお主を危険に晒す事もある。」
貴『!…何故そのような物を…』
ヒルゼン「今のお主なら上手く扱えると信じておるからじゃ。
わしに何かあったら、みんなを救ってやってほしい…無責任だという事は分かっている。だがお主にしか頼めん…引き受けてくれるか?」
巻物を差し出してくるヒルゼンにAは面を外して
任務を依頼された時のように答えた。
貴『…御意。(無茶はなさらないように…)』
『火影様が言うのであれば、この先に何かあるのだろう』と推知してAは膝立ちになり両手で巻物を受け取った。
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彗流(プロフ) - カオリさん» 本当ですね…全然気がつきませんでした!修正はしていくつもりですが、流石にこの量全てを把握しているわけでは無いのでゆっくりとなおしていきます。教えてくださりありがとうございました! (2020年1月20日 23時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - チラリとみたが全部チラシになってますよ (2020年1月20日 22時) (レス) id: f2976f8dda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぃろ | 作成日時:2019年6月18日 16時