曖昧少女の物語

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ナルトの首を絞めながら怒るサクラは周りの視線かわ先程よりも鋭いことに気づいた。そして慌てて謝罪をする。


サクラ「み…皆さん…冗談です…こいつかなりのバカでして…」


するといきなりカブトに向かって一人の男がクナイを投げた。
カブトは足元に刺さったクナイに後方に下がるがそこにもう一人の男が殴りかかる。


カブト「(こいつら音隠れの…)」


カブトは完全に見切りその拳をかわすがカブトのつけていたメガネのレンズが割れた。


サスケ「どう言う事だ…交わしたはず…何故メガネが…」


シカマル「鼻先を掠めたんだろ。」


すると今度は、カブトがいきなりしゃがみこんで吐き出した。


カブト「うええぇっ」


ナルト「あっ！カブトのにいちゃん！」


サクラ「大丈夫⁉」


カブト「…あぁ…大丈夫さ…」


貴『……』


？「なぁーんだ、大したことないんだぁ…四年も受験してるベテランの癖に…」


？「あんたの札に書いときな。音隠れ三名中忍確実ってな。」


音符の書かれた額当てをしているその三人は不敵に笑ってそう不気味に言った。
するとタイミングを計ったかのようにその場に叫び声が響いた。


？「静かにしやがれどくされやろーどもが！」


みんな「！」


煙と共に現れたのは顔に複数の傷跡が残った男の人を中心に、沢山の忍の人達だった。


イビキ「待たせたな…中忍選抜第一の試験。試験官の森乃イビキだ。」


イビキの威圧感にその場は静まる。するとイビキは音忍の方を指差して言った。


イビキ「音隠れのお前ら！試験前に好き勝手にやってんじゃねーぞこら！いきなり失格にされてーのか。」


貴『(うわ…よりにもよってイビキさんか…拷問の仕事を行っているイビキさんが試験官なら精神的な何かを仕掛けるつもりかな…？)』


音忍「すみませんねぇ…なんせはじめての受験でつい舞い上がってまして…つい…」


イビキ「いい機会だから言っておく…試験官の許可なく対戦や争いはありえない。
また、許可が出たとしても相手を死に至らしめるような行為は許されん。
俺様に逆らうような豚野郎は即失格だ、分かったな。

ではこれから中忍選抜第一の試験を始める……
志願書を順に提出して代わりにこの座席番号の札を受け取りその指定どうりの席につけ！そのあと筆記試験の用紙を配る。」


ナルト「ペッペーパーテストォォオオ⁉」

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