恋、始まりました 3『染谷勇次郎』

え....きゅうじゅう？ ページ44

貴「文化祭？」





女「そうよ！」




現在授業中






夏休み前この日に文化祭の出し物を決めるらしい




ちなみに文化祭は夏休み明けすぐ





文化祭の準備は夏休み中にするらしく今決めておくらしい






女「あー.....今出てる候補としては動画ね」



操「動画？」


操が首をかしげた




女「そう、うちのクラス映画研究会の人が多いから心配ないし。当日の負担も減る」







動画かあ....





貴「どんな動画？」



男「ねえ！『バカッコいい動画』なんてどう？」



女「おお！いいわね」





take50とか平気でいく難しいあれ！？



出来るのかな....





女「じゃあ、これに決めようか。皆、いい？」





それを合図にクラス全員が手をあげた





楽しそうだし、もちろん私も





男「クラス全員で30人か....じゃあ6人で5グループ作って、それぞれ別の動画を撮ることにするか。はい、動いてー」




ガタガタ、という音をたてて皆が席を立つ





私は操と組もうかな






出来れば勇次郎たちとも組みたいんだけどな......








「勇次郎くん！あたしとグループなろ？」



「愛蔵、やろー！」






もう人だかりが.....




うん、無理




踵を返して操のところに向かった






貴「操ーやろーよ」




操「うん」




あと4人.....




ひ「あ、Aちゃんうちも入れてー！」





天使、登場






貴「もちろん、おいでひよりちゃん！」







よし、これで女子3人だね







男子誰にしよー。なんて思いながら辺りを見渡していると





愛「A！やろー」




貴「愛蔵！」




愛蔵が来てくれた





勇「あ、僕も！」





貴「うん！やろー」






笑顔で返すと寒気がした






ええっと.....視線が....女子が....怖い




男「俺もいい？」




貴「いいよー」





この男子は映画研究会の人



実行委員でもあり、たよりになる人である








女「決まったわねー」

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