恋、始まりました 3『染谷勇次郎』

はちじゅうなーな？ ページ41

貴「あの時電車で壁ドンしてきた....」







操「何ですって！壁ドン！？」








目の前で顔を赤らめる可愛らしいこの人は



私が勇次郎とデート？した日に満員電車の中、私を壁ドンしていた人だった









「こんなところで会えるなんて.....あ、藤本大地といいます」






貴「あ、うん」









藤本くんは学ランを着ていたから多分男子校









.....頭いいのかな









藤「なんか.....嬉しいです貴方に会えて。そうだ！友達になってくれませんか？」







ずいずいと迫ってくる藤本くんは少し苦手だった









操「Aに近付かないで。あんた何者？」








操が私を覆うように庇うと藤本くんは冷静な顔つきで








藤「Aさんって....言うんですか」








操がしまった、という顔をした









藤「Aって......読んでいいですか？」







この人......言っちゃ悪いけど気持ち悪い



貴「.......っ」









「ねえ」








声のする方を見るとそこには









勇次郎と愛蔵がいた









貴「勇次郎、愛蔵........」

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