恋、始まりました 3『染谷勇次郎』

ななじゅうう！！ ページ23

貴「勇次郎、おはよ！」








現在、8時10分








昨日の不安を吹き飛ばすために明るめの声色で勇次郎に挨拶した









けど









勇「........おはよ」









そっけない返事が返ってきた









？









何か昨日から勇次郎の態度がおかしい







貴「勇次郎、どうかしt((「ごめん、今日は話しかけないで」」









.









.........はああああい！？！？









貴「それは無理！」





そんな私の声もむなしく、勇次郎は他の男子のところへ行ってしまった









え？ え？








私何かしたっけ？








ひ「Aちゃんおはよう！」





貴「うひゃあ！ひよりちゃん....」







ぴょこ、という効果音でも付きそうな登場をしたひよりちゃん









貴「ひよりちゃああああん！！！！」








ひ「うへぇ！？ど、どうしたの？」









私は勇次郎の態度がおかしいことを全てひよりちゃんに話した







ひよりちゃんは色々すごいリアクションで聞いてくれたから話しやすかった








ひ「んー......染谷くん、いつもAちゃんにべったりだったもんね」








確かにおかしい、とひよりちゃんは同意してくれた









ひよりちゃんは少し考えると、はっと息を呑むような声を出して





ひ「これは........天変地異だよ！すごいことなんよ！」









えっと....今、私ほめられたの？






貴「どうも....？」






ひよりちゃんはえへん、と鼻息を荒げた






貴「でも天変地異は言い過ぎだよ」







そこまで私にべったりじゃなかったでしょ？







ひよりちゃんはまた悩み始めて、またはっとした







ひ「きょ.....今日は槍が降る？」







貴「や、槍が！？！？」






ひ「あああ！どうしよどうしよ......」








貴「や.....り......」






いけない、このままじゃ





死亡フラグがたってしまう.......









ひ「Aちゃん、うちと一緒に槍を阻止しよう！」






貴「しよう！」









おー！と2人で叫んでいると周りの人に笑われた

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