続＊A connected heart [ep.1]

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店に電話して出てくれたのは女将さんだった。


今の状況と明日の出勤時間までに
帰ることができないことを話すと
ちょうどまだ店に居たアルバイトの子に
聞いてくれて、その子が明日代わりに
入れるということでどうにかなった。


ほっ…安心した…


「本当すみませんでした…」


女将「なぁ〜にいいのよ！
代わりは見つかったんだし。
それに私は嬉しいのよ？
あんな殻にこもっちゃってたAちゃんが
そんな無鉄砲に行動しちゃうくらいに
なったなんて。
娘の成長を見てるみたいで嬉しいの」


女将「まぁできればお仕事のことは
忘れないでほしいけど？笑
せっかくだから2.3日
そっちでゆっくりしてきなさい。
仕事の方はこっちで調整してなんとかなるから」


「いや！！それは！！」


女将「またしばらく会えなくなっちゃうんだから。こういう時は素直に甘えとくものよ？」


「うぅ〜…女将さん、ありがとうございます！
お言葉に甘えさせてもらいますね。
大将と他の方達にもよろしくお伝え下さい」



電話を切ってガクっとなって
かなり体に力が入っていたことに気付く。


いいのかな？
グクとの時間の為に誰かに甘えるなんて
それすら苦手だったこと。
やっぱり私成長したんじゃないかな。
ちょっと心苦しさはあるけど
これも大きな一歩。




リビングのドアを開ければ
すぐにグクが来て手を引いてくれる。


JK「大丈夫だった？」

「うん、代わりにバイトの子が入ってくれるって」

JK「そっか、よかったね！」

「それでね、2.3日ゆっくりしておいでって
女将さんが言ってくれて…」

JK「え、本当に！？3日居れるの！？」

「うん、居てもいい…かな？」

JK「当たり前じゃん！やった！！」

「ふふふ、よかった。3日間お世話になるね」



こんなにも喜んでくれる。
女将さんにだけど、甘えた甲斐があったね。




JM「2人の空気が戻ったね〜！」

JH「やっぱグガとヌナはこうじゃないと」

TH「ヌナ3日も居れるなら明日ご飯してー！」


JN「チキン来たよ〜！
今日はリビングで飲もっか！
ほらそこ片付けて〜」

RM「グガは食べたらソファで横になっとけよ？」

JK「はーい」



チキンとお酒
グクはスポーツドリンクで乾杯し、

食べ進めてたけどやっぱりグクは
さっき泣きすぎたせいで熱が上がったのか
あまり食べれていなかったので
酔いの回り始めたお兄ちゃんたちに声をかけ
先に部屋へと戻ることにした。


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