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それからの私は自分でも信じられないくらい
衝動的に動いていた。
別れてもやっぱり消えなかった
好きな気持ち。
他の子へ行ってしまったジョングク君を
考えれば固まってしまう心。
それもこの半年間彼自身が
言葉で、態度で示してくれた、
もう間違わないよって。
その姿にまた惹かれていくのを感じ
信じたいと思う心が大きくなり
そしてまた、
頼るということは怖くないんだよ、と
彼や彼のメンバーがゆっくりと諭してくれ
最初はぴくりとも動こうとしなかった心に
徐々に染み渡るようになり
会えること、思い合えることは
幸せなことなんだって
私が殻を破れるよう
みんなで背中を押してくれて
今やっと私動き出せたよ。
また裏切られるかもしれないのにって?
簡単に信じすぎだよって?
仕方ないじゃない。
それ程までに私の中でジョングク君は
大きすぎる存在だったんだから。
傷ついてもいいから側に居たい
なんて、私も少し強くなったかな?
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財布と携帯だけをハンドバッグに詰め込み
急いで家を出た。
向かったのは空港、
チケットも取っていないのに
何も考えずただ韓国に、彼の元に行きたいって
ただそれだけだった。
残っていた韓国行きはあと2便だけ。
たまたま平日の夜だからか空席があった
けど空いているのはファーストクラスのみ。
普段なら絶対に乗らないけど
迷わずそこに入れてもらった。
座席に座っていても
せっかくのファーストクラスを
満喫する余裕はなく
頭は彼のことでいっぱいだった。
韓国の地へ降り立ってハッ!とした。
いや遅いんだけれども…
何も考えずに来てしまった。
彼らが仕事中か宿舎にいるかも
わからないのに
どうやって彼に会うつもりでいたんだろう。
来たのはいいけど帰りの便はもうない。
ホテルを取ってるわけでもなく
衝動的に動いた自分のバカさに呆れる。
「どうしよう…」
宿舎の前で待ってようかとも思ったけど
サセンと間違われるな、と辞めた。
結局どうすることもできなくて
"ジョングク君…"
JK"…ヌナ?ヌナ!"
ジョングクに繋ぐしかなかった。
"…あ、あのね?i "
JK"あんな切り方してどれだけ心配したと
思ってるの?!やめてよあんなの!"
"…ごめんなさい。あのね…"
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ツバキ(プロフ) - マミさん» はじめまして!コメントありがとうございます!楽しみにしてくださっていたのに、一旦ここで区切ってしまいました(>_<)続きのep.2も早く公開できるように頑張ります^^! (2019年3月24日 16時) (レス) id: be34dda217 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - Kookkookさん» コメントありがとうございます!面白いと言ってもらえてとっても嬉しいです!一応完結しましたが、ep.2が出た際は是非またよろしくお願いします^^!♪ (2019年3月24日 16時) (レス) id: be34dda217 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 悠心さん» はじめまして!お返事が遅くなって申し訳ないです(>_<)毎日チェックしてくださっていたなんて(>_<)!波乱編完結しました!まだまだ続きますが、またよろしくお願いします^^! (2019年3月24日 16時) (レス) id: be34dda217 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - suikoo1さん» お返事がおそくなってすみません(>_<)一応ですがひと段落しました!笑 (2019年3月24日 16時) (レス) id: be34dda217 (このIDを非表示/違反報告)
マミ(プロフ) - はじめまして!いつも更新心待ちにしています。とっても面白くて繰り返し読みながら更新を待っています。これからも頑張ってください!よろしくおねがいします。 (2019年3月24日 8時) (レス) id: 473b201d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツバキ | 作成日時:2018年10月19日 0時