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今日は珍しくお昼を過ぎても
ジョングク君からの"ヌナ、おはよ〜"が
聞こえてこない。
昨日そんなに遅かったわけでもないのにな。
どうしたんだろう。
ランチの営業が終わって
遅めの昼食をとっていると
JK"ヌナ〜…"
と、いつもより元気のない声で
聞こえてきた。
JK"熱出ちゃった、しんどい"
"あら、大丈夫?"
それでそんな声なのね。
JK"大丈夫じゃない、ヌナに会いたい…"
"会いには行けないけど
早くよくなるように祈っとくから!"
ジョングク君は友達に戻った最初の頃よりも
だいぶ気持ちをストレートに伝えてくるようになった。
最近では以前のように
会いにきてくれることも多くなって
半年経とうとするこの関係。
彼が元に戻ろうと頑張っているのが目に見えて
私の心を安定させるには
十分だった。
あとは私が1歩踏み出すだけ。
人を頼るってことが怖くないことだと
付き合う中で覚えていけばいい
ユンギ君に背中を押された。
できるだろうか。
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TH「あ、もしもしヌナ?
来週の金曜日のことジョングクから聞いた?」
「うん、みんなでお店くるんでしょ?
大将が、みんなでくるなら貸切にしようか?
っていってたよ」
TH「貸切なんていい、いい!
そんなことしなくても騒がれたりしないし」
「ならいいけど。
今日ジョングク君体調悪いみたいね。
大丈夫そう?」
TH「あ〜結構しんどそう。苦笑
最近結構ヌナのところ通ってたでしょ?
だから休めてなくて無理したみたい」
「………。」
私のせいか。
「俺がヌナに会いたいから来てるんだよ。
無理なんかしてないから」
優しさからそう言ってくれるのを真に受けて、
私を安心させるために無理させてたんだな。
TH「あぁ!!ちがう違う、違うよ?
ヌナのせいじゃないからね?
今のは俺が悪いね?あ〜ごめんねヌナ…」
「ううん、テヒョン君は悪くないよ?笑
私のせいで無理させちゃってたよね。
ジョングク君のことよく見てあげてね?」
そう電話を着れば罪悪感が込み上げる。
忙しい彼が無理しないと会いに来れないことなんて
わかっていたことなのにね。
なにしてるんだろう私ってば。
やっぱり私が会いに行かなければ
成り立たないんだな、と痛感した。
私が変わらなきゃ、と思っていた気持ちに
ようやく区切りがついた気がした。
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ツバキ(プロフ) - マミさん» はじめまして!コメントありがとうございます!楽しみにしてくださっていたのに、一旦ここで区切ってしまいました(>_<)続きのep.2も早く公開できるように頑張ります^^! (2019年3月24日 16時) (レス) id: be34dda217 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - Kookkookさん» コメントありがとうございます!面白いと言ってもらえてとっても嬉しいです!一応完結しましたが、ep.2が出た際は是非またよろしくお願いします^^!♪ (2019年3月24日 16時) (レス) id: be34dda217 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 悠心さん» はじめまして!お返事が遅くなって申し訳ないです(>_<)毎日チェックしてくださっていたなんて(>_<)!波乱編完結しました!まだまだ続きますが、またよろしくお願いします^^! (2019年3月24日 16時) (レス) id: be34dda217 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - suikoo1さん» お返事がおそくなってすみません(>_<)一応ですがひと段落しました!笑 (2019年3月24日 16時) (レス) id: be34dda217 (このIDを非表示/違反報告)
マミ(プロフ) - はじめまして!いつも更新心待ちにしています。とっても面白くて繰り返し読みながら更新を待っています。これからも頑張ってください!よろしくおねがいします。 (2019年3月24日 8時) (レス) id: 473b201d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツバキ | 作成日時:2018年10月19日 0時