Chapter 40 【博@】 ページ41
お師匠side(ぶらっくけいほうー)
私はゆっくりと獄に近付く。
1歩、また1歩と獄が後ずさる。
「い、嫌…私まだ……」
さっきまでの威勢はどこへやら、怯えた表情でこちらを見つめている。
火がよっぽど怖いらしい。
「大丈夫。痛くないさ。……熱いだけだ」
私はニヤリと笑い、それを獄に投げつける。
火が一気に燃え始め、焼いていく。
「…っあ!!つい!嫌っっ、いやあ!!」
涙を流して暴れ回る。
だが火は増すばかりで、のたうち回るしかない獄を私は恍惚とした表情で見つめる。
「ああいいなあ、死の瞬間は__」
刹那、いきなり獄がこちらへ走ってくる。
「お前だけは!っ、お前だけは許さない!!!!」
火がぼうぼうと燃え盛る手を、私の体へ押し当てる。
火が燃え移り、私の服をも燃やし始めた。
「ぐっ、あ!!……貴様っ!!!」
思い切り蹴飛ばす。
血を吐いて倒れ、また熱さにのたうち回った。
私は火が燃え尽きるまで、見守っていた。
父親のような気持ちで……
そして火がつきた頃、そこに残ったのは
原型もないほどに融けた、なにかだった。
「残念だよ、獄……」
さあ、私はあの実験体共を始末しなければ。
待ってろよ、子鼠共め……!
_________
_l⌒l0
更新遅くなってすみませんー!!!!!
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雪那々(プロフ) - ハカタさん» すみません…博が直してくれたそうです…ご指摘ありがとうございます。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: 6aeb77ce64 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - ハカタさん» ハカタさんいつもありがとうございます!そーですね、時間かけて良いの書こうと思います(ノ´∀`*) (2018年8月26日 9時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - 作品に時間をかけるというのはとってもいいことだと思います!私なんて15分ぐらいで考えてまた最終的に書き直すというアホみたいなことしてますから...更新楽しみに待ってます! (2018年8月23日 20時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - 雪那々さん» そしてお前は何を言っとるんや……w (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - もちづき@さん» うええええええ!!!??ありがとうごぜえやす(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァ (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:博@・雪那々 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=conect1016
作成日時:2018年8月9日 13時