Chapter 38 【博@】 ページ39
赤髪のともside
「show…さん…?」
俺がそう声をかけると、その人物はビクッと体を揺らした。
showさんで間違いないと思う。
鳥ちゃんが恐る恐る駆け寄って、もう一度呼んでみると何か様子が可笑しいと気づいた。
「あれ……?皆さん…」
虚ろな表情でshowさんは俺たちを見る。
けど、いつも見ている彼なのに今日はどこか違和感があった。
「……?showさん、その頭のそれ何…」
俺が何故かshowさんに付いていた頭の装置のようなものを指差す。
ガチャっ!!ドタン!
扉の方で大きな音がする。
思わず身を潜めて、様子を伺う。
何かあったのか……?
「……っ、来るなぁぁぁぁぁっ!!!!」
あの少女の声?
_____________
獄side
数分前
「……何の用なの?<お師匠様>?」
私は撃たれた足の傷を瞬時に直しながら、挑発的な笑みを浮かべてジジイを見る。
目の前にいる<お師匠様>はにこりとも笑わず、煙が筒から出続けてる拳銃を懐にしまった。
「随分とナメた表情をするようになったな、獄」
私を見据えながらアイツはため息をついた。
「まあいい……〔用済み〕だ
不良品」
不良品……?
言葉の意味が理解出来ず、思わず眉間にしわを寄せた。
「知らないのか?お前は確かに〔鬼〕の一族だが、ただの殺し屋として作られた品種なんだよ」
殺し、屋?
作られた品種?
このジジイは何を言っているのだろう?
「狂言もほどほどにしたら?アンタの言ってることがほんとなら、私の中にある記憶はどうなるの?」
心底理解できないと言ったニュアンスで、私はヤツを睨みつけた。
「記憶の捏造……だ、獄。
哀れな鬼の子を拾ったのは私だと言うに……この恩知らずが。」
アイツは懐から木を取り出して、オイルライターで火をつけた。
「不死身の〔鬼〕の殺し方を知っているか?」
ニタニタと笑いながら近づいてくる。
「……鬼は爛れた皮膚も、火傷を治すのにも時間がかかるのだ
火で殺すんだよ…」
そう言われた瞬間、身体が何かを思い出したかのように震える。冷や汗が、止まらない。
やだ……!
私は咄嗟に、そばにあったドアのノブをガチャガチャと回す。
「……っ、来るなぁぁぁぁぁっ!!!!」
____________
うん、なんだこれ(白目)
ごめん雪…
そして待たせてごめんなさい、みなさま。
次はブラックかなー(チラッ)
雪、頼んだー!
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雪那々(プロフ) - ハカタさん» すみません…博が直してくれたそうです…ご指摘ありがとうございます。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: 6aeb77ce64 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - ハカタさん» ハカタさんいつもありがとうございます!そーですね、時間かけて良いの書こうと思います(ノ´∀`*) (2018年8月26日 9時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - 作品に時間をかけるというのはとってもいいことだと思います!私なんて15分ぐらいで考えてまた最終的に書き直すというアホみたいなことしてますから...更新楽しみに待ってます! (2018年8月23日 20時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - 雪那々さん» そしてお前は何を言っとるんや……w (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - もちづき@さん» うええええええ!!!??ありがとうごぜえやす(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァ (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:博@・雪那々 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=conect1016
作成日時:2018年8月9日 13時