Chapter 36 【博@】 ページ37
赤髪のともside
あの後俺たちは、気絶したクミと放心状態のわとさんを背負って、階段を駆け上がっていた。
どれだけ息切れしようと、構わない。
……これ以上、仲間を失いたくない…
恐らく、アイクさんは_
いや、これは俺の思い過ごしかもしれないけど、でもあの少女から逃げられるとも思わない。
だって、彼女の瞳には暗い感情がひしめき合っていたのだから。
隣では鳥ちゃんが俯きながら同じように階段を登っている。彼も色々限界なんだと思う。
会話も一切無いまま、2階に上がった。
すると後ろの方から、またあの笑い声がした。
___あははっ…
「____!!」
間違いない、あの少女の声だ……
じゃあやっぱりアイクさんは_!
「っ…」
鳥ちゃんもそのことを察したのか、目に涙を貯める。そしてすぐ横にあった部屋に入り、息を潜めた。
足跡が通り過ぎる音がする。
俺たちがほっと息をついて目を見合わせていると、
ドンッ!ダァン!!
「!?」
謎の発砲音らしきものがして、揉み合うような音が聞こえる。
もしかして、
あの少女と誰かが交戦してる…?
_____________
獄side(ちょっとブラック…?)
あの男を殺したあと、私はむしゃくしゃして、残りのヤツらを絶対に生かしはしないといきり立っていた。
アイツらを追って2階に上がると、誰もいなかった。
「……隠れても無駄、だよ?」
不吉な笑みを浮かべながら、私は部屋を一つ一つ探してみようかと1歩を踏み出す。
すると、脚に尋常じゃない痛みが走り、思わず倒れ込む。
「…っ、な、」
何が起こったの?
撃たれたであろう自分の足を見つめて、呆然とする。
ふと顔を上げると、目の前には絶対に見たくなかったあのジジイがいた。
_____________
謎回。
でももうすぐあのお方出てくるかな?
雪頼んだっ!
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雪那々(プロフ) - ハカタさん» すみません…博が直してくれたそうです…ご指摘ありがとうございます。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: 6aeb77ce64 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - ハカタさん» ハカタさんいつもありがとうございます!そーですね、時間かけて良いの書こうと思います(ノ´∀`*) (2018年8月26日 9時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - 作品に時間をかけるというのはとってもいいことだと思います!私なんて15分ぐらいで考えてまた最終的に書き直すというアホみたいなことしてますから...更新楽しみに待ってます! (2018年8月23日 20時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - 雪那々さん» そしてお前は何を言っとるんや……w (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - もちづき@さん» うええええええ!!!??ありがとうごぜえやす(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァ (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:博@・雪那々 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=conect1016
作成日時:2018年8月9日 13時