Chapter 32 【博@】 ページ33
赤髪のともside
あの後、少し空気も柔らかくなって、少し会話が増えてきた。
少しずつ歩きながら、探索を進めていく。
「……広いですね、この屋敷」
アイクさんが呆れたように言った。
まあ確かにそうだ。こんな屋敷本当にこの世界にあるなら、結構有名になるんじゃないの?
そんな話を聞いたことないけど…
ブツブツと色々な事を整理しながら、着実に歩みを進める。
ふと、曲がり角を曲がったところで、小さな呻き声が聞こえた。
「……?今、なんか声したと?」
わとさんが首を傾げて、俺たちに問う。
鳥ちゃんはわとさんが見ている方向を見ながら、呟いた。
「何も聞こえませんでしたけど…」
「行ってみようか」
俺の一声で、とりあえず前に進んでみる。
次の瞬間、会いたかった人物の1人が、そこにいた。
_____最悪な姿で
「く、……み?」
俺は恐る恐る、その名を口にした。
そう、そこに居たのはまだ会えていなかったクミだった。
しかしその姿は変わり果て、ぼろぼろになった服、沢山のかすり傷に、何より、全く生気がない。
「クミっ!!?」
名を叫びながら駆け寄ると、少し体が動いた。
よかった……最悪な自体にはなっていない。
「とも……ねえ、助けて…」
涙を貯めながら、クミが縋るように言った。
彼女の足は…両足とも有り得ない方向に曲がり、どうやら身体中が折られているようだった。
「……っ、」
動く度に苦しそうに呻き声をあげるクミ。やったのは、絶対にあいつだ。
……どれだけ仲間を傷つければ、気が済むんだよっ!!!
__________
ちょいシリアス?
遅くなってすみません!!
雪頼んだっ!
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雪那々(プロフ) - ハカタさん» すみません…博が直してくれたそうです…ご指摘ありがとうございます。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: 6aeb77ce64 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - ハカタさん» ハカタさんいつもありがとうございます!そーですね、時間かけて良いの書こうと思います(ノ´∀`*) (2018年8月26日 9時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - 作品に時間をかけるというのはとってもいいことだと思います!私なんて15分ぐらいで考えてまた最終的に書き直すというアホみたいなことしてますから...更新楽しみに待ってます! (2018年8月23日 20時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - 雪那々さん» そしてお前は何を言っとるんや……w (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - もちづき@さん» うええええええ!!!??ありがとうごぜえやす(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァ (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:博@・雪那々 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=conect1016
作成日時:2018年8月9日 13時