【名探偵コナン】欠片を探しに

三十二欠片 ページ35

その後医者から明日退院という旨を伝えられた
元々風邪で熱を出していた上に爆発に巻き込まれての検査入院みたいな扱いだったらしい
私が三日間目が覚めなかったのも想定外だったそうだ(看護師さんに聞いた話)


両親は仕事が忙しいので明日休めないとのことだったが
陣平お兄ちゃんが迎えに来てくれることになった
本当は本人や親の確認、承諾が必要らしいんだけど流石警察官すぐに通ってしまった


萩原さんの入院、同じ部署でお兄ちゃんも大変だからいいと伝えたのだが
「お前が心配することじゃねぇよ」とデコピンされました、解せぬ


そんな訳で明日
陣平お兄ちゃんのお迎えの元、爆破されたマンションに行ってきます！









その深夜＿＿


降谷sids


松田から届いたメール
Aが爆発に巻き込まれた
警察病院に入院してる
熱はあるが怪我はかすり傷程度

心配になり


今日萩原から届いたメール
Aちゃんが降谷に会いたいって泣いてるぞ
携帯番号も教えてやれ

無性に会いたくなった



院内も寝静まる中、先に病室に入って行った景光
数秒後出てきて

病室のドアを開ける

暗い室内シーツをぎゅっと掴み眠っているこの子を愛おしいと思った
柔らかな髪を撫でる



『んん、……にいちゃ』



ふっと笑みが零れる



「無事で良かった」



そう呟き、そっと額に唇を落とした。



出てきた俺に景光は「もういいのか？」と聞いてきたが



「早く終わらせて遊びに行くぞ」



「了解！たっのしみー」



小声ながらもお気楽な声が院内に響いていた






彼らがこの日"も"徹夜をしたのは言うまでもない。

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ラッキーなキャラ

灰原哀

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