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二十二欠片 ページ24

暗い闇から意識が浮上する
目を開くと白い天井……何だろすっごいデジャヴ感

ツンとする消毒の匂いが室内に香る、病院だ
また病院だ。

何でここにいるのか
私の最後の記憶は…



『お兄さん!!』



いきなり起きたことでクラッとする頭を振るい
ドアを開け病室を出ようと



「よお起きたか」



え、何でこの人がここにいるの?



『…陣平お兄ちゃん』



「何やってんだベッドに戻れ」



思わぬ人の登場に驚き固まる私は促されるままベッドへと戻される



『…何でここ、っ!』



「熱は…下がったみたいだな
ったく三日間も眠り続けやがって」



額に当てられた手
あ、そう言えば私熱あったんだっけ、てか三日も寝てたの!?
息苦しさも怠さもないから忘れてた



「お前が"助けた"奴なら隣の病室にいる」



『!それって生きてるってこと?怪我は』



「骨折と軽い怪我で入院してるが命に別状はねえ」



『良かった…』



助けられたよー…
あの夢のようにならなくて良かった
いや、でも顔見ないとまだ安心できない!



『私ちょっと会ってくるね!』



ベッドから降りようとした私の腕を掴み
「A」と呼んだ声

目線の先で近付く腕
時間にして一瞬、温もりに包み込まれた



『……陣平、お兄ちゃん?』



呟いた声に、
いっそう抱きしめは強くなる
…お兄ちゃんの身体は、震えていた。

二十三欠片→←お話


ラッキーなキャラ

灰原哀


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あめり*(プロフ) - レモンさん» はーい、お待ちくださいませ! (2018年10月22日 22時) (レス) id: 0ee137b3c1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - あめり*さん» はい、分かりました。今後の展開を楽しみに待ってます (2018年10月22日 21時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
あめり*(プロフ) - レモンさん» んー、そこは今の所考え中ですかね。展開によっては…と言う感じで (2018年10月22日 21時) (レス) id: 0ee137b3c1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - あめり*さん» はい、因みに救済後に落ちは作る予定ですか? (2018年10月22日 21時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
あめり*(プロフ) - レモンさん» Mahoさん改めレモンさんコメントありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです!今後も頑張りますね(*'▽') (2018年10月22日 21時) (レス) id: 0ee137b3c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あめり* | 作成日時:2018年8月8日 0時

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