志摩と伊吹が犬になる話 6 ページ43
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「今の内に出るぞ。Aが起きたら間違いなく逮捕される状況だ」
身振り手振りを加えながら出来るだけ小さな声で説明すると、
伊吹は流石に状況のヤバさを理解して深く頷いた
お互い慎重にAから手を離して、ベットが揺れないようにゆっくりと態勢を変えて脱出を試みる
『―･･･んっ、、』
もう少しで俺がベットから降りられそうなタイミングで
Aの色っぽい声が聞こえて慌てて振り返ると、Aが寝返りを打って伊吹の足に自分の足を乗せていた
「ヤバいよ志摩･････動けない･････」
壁とAの間に挟まれている伊吹が行く手を阻まれている間に、俺はそっと脱出に成功した
寝返りを打ったばかりのAの眠りが浅すぎないか慎重に様子を見ながら
そっと足を持ち上げて伊吹の足の代わりにクッションを挟ませた
それから慎重にゆっくりと息を殺しながら伊吹も何とか脱出に成功して
俺たちは無事部屋から出る事が出来た
―――――――――――――――――
―――――――――――
――――･･･
九「おはようございます。お二人一緒に来たんですか？」
「おはよ―･･･うん、まぁね」
「おはよ」
伊吹と俺はあの後一旦シャワーを浴びに帰り
分駐所のエレベーターで2時間ぶりにまた顔を合わせ、お互い妙に疲れた表情になっていた事に少し笑った
今回の事は俺と伊吹しか知らない事件だったが
色々ありすぎて精神的に疲労感がハンパじゃない
溜息を付きながらロッカーに荷物を入れていると
聞こえて来た声に俺と伊吹は思わず反応してしまう
『おはようございます』
「お、おはようAちゃん」
「おはよう」
いつもなら馴れ馴れしく声をかけにいく伊吹が俺の隣から離れず、
おまけに目が泳いでいてAだけじゃなく九ちゃんまで不思議そうな顔をしていた
たまらず伊吹を引っ張り部屋の隅に向かい肩を組んで小声で話す
「お前不自然すぎだろ」
「だって頭ん中にAちゃんのはだっ･･･裸が･･･///」
「考えないようにしてんだからやめろ/////忘れろ」
「無理だって、俺めっちゃドキドキしてるもん」
九「･････？」
『(あの2人飼い主の所に帰れたのかなぁ･･･)』
しばらくの間、赤面したり挙動不審になっていた404に
Aがドン引きしていたのは言うまでもない
-END-
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ちゅん(プロフ) - コウノドリ！！！コウノドリ好きなのでお話入ってて嬉しかったです！これからも応援してます！頑張って下さい！！ (2020年12月26日 17時) (
レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
con(プロフ) - 由羽さん» ありがとうございます♪楽しんで頂けて嬉しいです( *´艸｀) (2020年10月21日 16時) (レス) id: 984b2836e2 (このIDを非表示/違反報告)
由羽 - とても面白かったです！！最高でした☆いつも楽しませてもらってます(*^^*) (2020年10月20日 21時) (レス) id: 7535220b5c (このIDを非表示/違反報告)
con(プロフ) - puppy0408さん» 犬404を飼いたすぎて作っちゃいました！！(笑)少しでも笑ってもらえると嬉しいです♪ (2020年10月19日 15時) (レス) id: 984b2836e2 (このIDを非表示/違反報告)
puppy0408(プロフ) - い、いぬーーー！志摩さんと伊吹が犬になる話が読めるのはココだけ！！！最高です！！！笑 (2020年10月18日 23時) (レス) id: 6a087230a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐 | 作成日時：2020年9月17日 21時
