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第5話
お客様から名指しでクレームがあった。思い当たる節はあったけど、正直全面的に私が悪いと思えない事案だった。
クレーム言う側は、どうしても自分のいいように話すものだから内容はともかく、クレームが発生するような状況を作ったことに対して、会社は大問題として取り上げた。
直接謝罪にも行き、十分反省もしている。周りは私を責めることはなかったけど、上司に言われたある一言をとても引きずった。
「君はよく言えばクールかもしれないけど、それをよく思わない人もいる。はっきり言って可愛いげのないその冷たい態度は改めた方がいい」
クールだね、とはよく言われる。チャニョルにも１番最初にそれを言われた。でも自分ではよく分からない。だからこそ自分の態度は可愛いげがないことをそこで初めて知った。
私って今までどうやって生きてきたんだろう。知らないうちにどんだけの人を不快にさせたんだろう。分かったところで過去はどうにもならないけど、自分に自信が持てなくなっていた。
「A」
「…あ、チャニョル」
外にある小さな休憩所で缶コーヒーを飲んでいたら、隣に大きな体が座った。チャニョルももちろんクレームの件は知っていて、ずっと励ましてくれていた。だけど上司に言われた一言については何も言わなかった。
「寒くない？ここ」
「…寒くない」
「…手、かさかさじゃん」
乾燥でかさついてる私の手を取り上げ、はぁーっと暖かい息を吹き掛けてくれる。
「ハンドクリーム塗ってる？」
「塗ってるよ」
「なのにこんなにカサカサ？えー！」
「うるさいなぁ」
「…今日、Aの家に行っていい？」
「…うん」
にっこり笑って私を下から覗き込んだ。ポンポンって頭を優しく叩かれて、じんわり体が熱くなった。
チャニョルは私が辛いときこうやって寄り添ってくれて味方でいてくれる。そのことにとても安心しきっていた。
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こむ(プロフ) - ひなさん» 遅くなってスミマセン！コメントありがとうございますー！わーん( ；∀；)嬉しさ爆発です！！続編できるの、時間がかかるかもしれないですが…(*´ω｀*)やる気出ました！ありがとうございます！ (2018年1月21日 14時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 執事セフンたまんないです！きゅんきゅんがとまりません( ；__；)また続編よみたいです、、！ (2018年1月14日 2時) (レス) id: c290ea6bde (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» はじめまして！めっちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます！！そんな風に思っていただけるなんて感無量です！いつかお答えできるように進展させようと思います、脳内で！ (2017年12月17日 23時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ジュンミ(プロフ) - はじめまして！すごく好きなお話です！！セフン との話長編で読みたいです！！！！！ (2017年12月11日 0時) (レス) id: 02379d08bf (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます！そのお言葉をいただけることがもうスーパー嬉しいです！！ (2017年12月10日 1時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2017年11月21日 0時
