コムドットには女子がいる！１

・ ページ29

もちろんダメなんかじゃない。


でも、「俺のためだけに」って、そんな言葉に胸の鼓動が速くなった。




「もちろんダメなんかじゃないけど、」


ゆた「じゃあ決まりね」




なんて微笑みながら、私の首に顔を埋めている。


そりゃあさ、いくらメンバーで、幼馴染だからって、一応二人ともいい年した大人だし、


こんなイケメンにバックハグされてこんなこと言われたら、きゅんきゅんするに決まってるよね、


ゆうたはほんと、ずるいなあ。




「ゆうた、お風呂入る？」


ゆた「いいの？」


「うん、沸かしといたから先入っちゃって」


ゆた「一緒に入ろ」


「はっ！？」


ゆた「昔はよく一緒に入ったじゃん」


「いや、それとこれとは違うでしょ！もう、馬鹿なの！？」


ゆた「冗談だってw」


「もう、早く入って来い！！」


ゆた「はいよ」



いたずらっぽい笑みを浮かべてお風呂に向かうゆうた。


なんか、やっぱり最近のゆうたといると調子狂うって言うか、



すると突然お風呂場からゆうたの声が聞こえてきた。



ゆた「A−−−−バスタオルどこ？？」


「あ、そうだえっとね」



脱衣所のドアを開けるとそこには上半身裸のゆうた。



「わっ！ご、ごめん、！」


ゆた「いいよ別にw」


「あ、えっと、そこの棚に入ってるから好きなの使って！じゃ！」



急いでドアを閉める。


なに私焦ってんだろ、昔遊んでるときなんてゆうたよく上半身裸になって川とかで騒いでたじゃん


でもなんか、筋肉もついていつの間にかすごい大人っぽい体になってたな〜…。


あーもう私ったら、変！変すぎる！


すると突然携帯が鳴った。


それはインスタグラムからの通知。

(＠com.yamatoがライブ配信を開始しました)


あ、やまとインライやってる〜。


暇だし、ゆうたはお風呂だし、ちょっとお邪魔してみることにした。

・→←甘え（yuta）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す