元カレ、推しでした【青】

# 9話 ページ10

ころん side


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何度言い聞かせたって

優しい彼女は何があっても誰にも相談出来ないと思う


迷惑だとか、嫌われるだとか、深く考えてしまって




こ「強くは言わないけど…相談しろよ
電話でもいい、メールでもLINEでも何でもいいから」




とにかく相談をして

他人に甘えるということをしてほしい


彼女は人に頼らなさすぎるから




こ「忘れてるかもしれないけどお前の先輩だから、
後輩を想って当たり前だよ」


『そっか、ころんくん先輩だったね』

こ「おい」




忘れてた、なんて笑う彼女の笑顔は

先ほどよりも楽になった表情で安堵する


ただの後輩だなんて勿論思っていない

誰よりも大切で

何を犠牲にしてでも守りたい相手なんだ




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しばらく歩いていると

突然彼女の歩みが止まった




こ「ここ...？」




連れてこられたのは

どこぞの名探偵が住んでる地区ほどの犯罪は起こらないけど

それなりに治安の悪い地区だった




こ「こんなとこ危ないじゃん」

『こういう所だからセキュリティが凄いんだよ』




そう言われて彼女の住んでいるマンションに入れば


エントランスに入る前にカードで鍵を開けて

更に家に入るまでにまた違う鍵を使って扉を開ける

そして部屋はオートロック


確かにセキュリティは抜群だ




こ「だとしてもでしょ
ここに来るまでに何かあったらどうすんの」


『そんな...大丈夫だって、笑』




自分がそんな目に合うはずがないと

笑いながら誤魔化すA



...いやだったらストーカーに遭うなよって話なんだけど




こ「まぁ...そんな頻繁に引っ越してらんないよね」


『ぁ、えっ、気づいてたの...』




まさか僕が気づいてないとでも思ったのか

彼女の弱々しい笑みを一目見れば

それがどんな想いのものなのか何となく分かってしまう



...これが、惚れた弱み、かな



何を思っているのかどうしても気にしてしまって

どうしたら喜んでくれるか考えてきたら

いつの間にかこうなっていた




こ「当たり前じゃん。
今、ストーカーに遭ってないならいいけど」




それでもいつ家が特定されるか分からないのは本当に怖いだろう

僕だってその気持ちは分かる




こ「...ね？僕に嘘はつけないよ」




だからもっと僕を頼ってよ






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書き溜めしてたのが無くなりそうで焦ってます💦

多分皆さん忘れてると思いますが
ころんくんと夢主があったよは高校の時で

ころんくんは夢主の先輩という設定です！！

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