元カレ、推しでした【青】

# 8話 ページ9

こ「いいよ誰にも言わなくて
中途半端な時に伝えて奪われたくないし…」





.





ボソッと照れたように言うころんくんに

彼にはもう新しい彼女が居るのかな、なんて考えてしまう



だってこんなに可愛い顔立ちをしていて

声のギャップだってあって


好きな子…彼女に対しては不器用ではあるけど

きちんと愛を伝えてくれる


こんなにいい人滅多にいないよ




こ「ん…行くよ、A」

『え…あっ、うん、』




彼女が居るなら優しくしないでよ

自分が惨めになるからさ



こ「…ねぇ、A」




2人きりで歩く道中

ころんくんから話しかけてくる




『ん？どうしたの？』



不自然にならないように

笑顔で返事をする


この気持ちに、気づかれないように




こ「一人で溜め込むなよ
　 …なんでも、僕に相談して」




どこか悔しそうな表情をする彼を見て

泣きそうになりながら小さく頷く


絶対に相談するとは言い切れない

また同じ状況になったら何度でも一人で逃げてしまうと思う

彼に、嫌われたくないからと自分を正当化して




こ「迷惑じゃないから、
　 些細なことでもいい」


こ「困ったことや怖いことがあったらすぐに言って
　 絶対、助けに行くから」




そう言いながら繋がれる手に

少し肩を震わせながらも


彼は私が思っているよりもずっと

私のことを大切にしてくれていたのかもしれないと自惚れる




こ「って言っても無理なんだろうね、おまえ優しいもん」


『…よくご存知で』


こ「何年一緒にいたと思ってんの」




きっと彼は

私の知らない私まで知っているんだろうな






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朝起きたらお気に入りをしてくれてる方がたくさんいて

もうほんとに夢みたいです！！！！ありがとうございます！！


コメントとかリクエストとかお待ちしているので

お時間があればよろしくお願いします(՞ ܸ.‪ˬ.ܸ՞)”

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