元カレ、推しでした【青】

# 5話 ページ6

『どうしよう、』




警察に相談しても実害は出ていないからと門前払い

ころんくんには何も言えない

そんな状況で不安だけが募って行った


とにかくころんくんとは会えない

彼に迷惑はかけられない

彼に知られたくない


そう思って彼に連絡を入れた


ごめんなさい

別れたいです


と一言だけ



その後家を売り払って

実家に帰ってそこから大学に通っていた


ころんくんが実家に来ても

私は居ない、とお母さんに言ってもらいながら


だって会ったらまた好きになっちゃうじゃん

また彼の優しさに触れたくなるじゃん


今は馬鹿なことしたな…って思ってるけど





こ「それで僕と別れたってわけね」


『はい、』




一連の出来事を話すと腑に落ちないように頷いてくる




こ「僕を推してたのは？なんで？」


『友達に勧められて…ころんくんと似てるな、って思いまして』


こ「ふーん…」




ころんくんと似ていたから、というと

少しだけ喜んだようになって

不覚にもキュンとしてしまう




『今はまた引っ越して…落ち着いてきたから』

『握手会も行っておきたいなーって思っての今日です、』




こ「なるほどね…」




少し考えるような仕草をして

こちらをチラチラと見ながら何か言いたげな様子




こ「そのストーカーは今は大丈夫なの？
　 ほら…引越し先でもまた、みたいなこと、」


『ううん、今のところは大丈夫だよ』




" 今のところは " だけどね




こ「なら良かった、
　 それじゃ家まで送って行くからちょっと待ってて」





『…え？』







.




変なところで切ってすいません(；_；)

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