元カレ、推しでした【青】

# 38話 ページ39

Aside





.




目の前にいる、るぅとさんであろう男の人

この人はきっとるぅとさん

分かっているのに疑ってしまう




こ「お待たせ...って泣き止んでんね
るぅとくんありがと」




部屋からころんくんたちが出てきて

何も考えないようにすぐに立ち上がる





じ「Aちゃんって言うんやろ
...なんか、俺がごめんなあ、」




ころんくんの後ろからひょこっと現れたジェルさんが

申し訳なさそうに両手を合わせて私の前に立つ


迷惑をかけたのは私の方なのに

なんでジェルさんが謝るんだろう




『私の方こそ迷惑かけてごめんなさい、』




彼に頭を下げて謝ると


別に気にしてないからええよ、なんて言いながら笑ってくれる


彼は、なんていい人なんだ


るぅとさんもそうだけど

莉犬さんもジェルさんも

もちろんころんくんも

みんなみんな暖かくて優しい人で目がうるっとしてしまう




こ「香水の匂いだったらしいよ」




少しの間ジェルさんを見つめていると

ころんくんが不機嫌そうに咳払いをしながらそう言った




じ「そうそう...るぅちゃんに貰ったやつやってん、」

じ「でもAちゃんの前ではもう付けられへんなあ、」



『多分むりなの今日だけだと思うので...全然付けていただいて大丈夫です』

『優しいんですね、ジェルさん』




少しだけ微笑むと

なぜか耳を赤くしたジェルさんがあたふたとしていた




る「ジェルくん、動きがきもいです」




近くにいるるぅとさんが首の辺りを掴み

ニコニコとしながらジェルさんに圧をかける


そんなジェルさんを見て

またころんくんが不機嫌になる


そんな負のループに頭を悩ましていると

ころんくんが声を上げた






.



お気に入り数が100になりました(；_；)

変動あると思いますが本当に嬉しいです！！

ありがとうございます(＞＜)

# 39話→←# 37話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す