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# 29話 ページ30

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り「こんなとこに住んでんの?!」




彼女のマンションの下に着いた時

莉犬くんはとても大きい声で叫んで来た




こ「...静かにしてよね」




僕だって初めて来た時はそう思ったよ

ここ、どう考えても危なすぎるもん




り「でもセキュリティは凄いね...
そう簡単に入れなさそう」

こ「だと良いけどね」




とりあえず僕たちじゃフロントにすら入ることが出来ないので

Aの部屋番号を入力してインターホンを押す




り「...外出中なんじゃない?」




いくら待っても出てこない様子から

莉犬くんはそう言っていたけど




こ「この前の今日で無闇に出かけるわけないよ
...大学もバイトもないと思うし」

り「スケジュール把握してんの普通に引くんだけど...」




いや...好きな子のスケジュールくらい把握してて当然じゃない?

大学の時間割だってあの時と変わっていなかったら今日は休講なはずだし




こ「でも入る手段が...」




ここまでセキュリティがちゃんとしているなら大丈夫かな、なんて

安心していたのもつかの間




「君たちここに用事があるのかい?
だったらワシに着いておいで」




買い物から出かけて来たかのように思えるおじいさんが

鍵を開けて僕たちを通してくれた




「今日こうやってやるのは2人目だよ...
あの兄ちゃんもう帰ったかなあ」




フロントに入れて喜んでいる莉犬くんと

ブツブツと独り言を言うおじいさん


そのおじいさんの独り言が

僕には違和感があった




こ「2人目?僕たちの他に誰か居たんですか?!」


「あぁ...中々に怪しい兄ちゃんだったけど」




" この辺りじゃ、普通だもんな "



そう言い残して

エレベーターに乗ってしまったおじいさん




り「俺達も乗らなくていいの?!」




……だから、嫌だったんだ

この辺りに住んでいるだなんて




こ「僕は階段で行く!!!
莉犬くんもすぐ来て!!!」

り「えぇ?!ころちゃん?!」




もう時間が無いかもしれない

お願いだから

無事でいてね








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あいす(プロフ) - めいさん» コメントありがとうございます🫶🏻完結のつもりではありません⸜🙌🏻⸝‍これから不定期になりますが更新していきますので良ければご愛読お願いします🙇🏻‍♀️ (3月24日 10時) (レス) id: f97c27f238 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 初コメ失礼します!全く更新していないんですが、どうしたんですか?完結なんですか?もし完結していなければ自分のペースで頑張ってください!! (3月10日 22時) (レス) @page41 id: 94fb71f513 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - めろリスさん» コメントありがとうございます🫶🏻明日の夕方続きを出すので良ければ見てください🥳 (1月24日 22時) (レス) @page37 id: f97c27f238 (このIDを非表示/違反報告)
めろリス - 面白い!もっと読みたい、 (1月24日 19時) (レス) @page37 id: 50cd22723d (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 玲羅さん» 素敵なコメントありがとうございます🫶🏻体調に気をつけて頑張ります💕 (1月21日 18時) (レス) id: f97c27f238 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あいす | 作成日時:2023年12月31日 11時

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