元カレ、推しでした【青】

# 27話 ページ28

Aside





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ころんくんが怒ってどこかに行ってしまった

俯いていてどんな表情かは分からなかったけど

声色が完全に物語っていた




『...ごめんね、ころんくん』




こうするしか無いんだ、私には

何年経っても同じことを繰り返すことしかできない


私だって

ころんくんが好きだから少しでも彼を守りたいんだ





" Aちゃんの家...みーつけた "





もう、手遅れだったのかもしれないけど






.





あれから3日経っても

私たちは仲直りをしないでいる


連絡を取っていない...ってだけだけど




『付き合ってた時はすぐ仲直りしたのになぁ、』




今回は私が振りまいた種な訳で

私から連絡ができないでいる


謝った方が、いいのかな




『...うん、謝ろう』




直接謝って

もう一度ちゃんと説明して


納得してもらった上で私は彼と居たい


ころんくんと一緒に住むのはさすがに迷惑だからやらないけど




『...思い立ったらすぐ行動、』




勇気がなくなる前に



そう思って外に出た時





" やっと...俺のところに来てくれたね "





アイツが居た




『っ...やめ、来ないで、』




ジリジリと詰め寄ってくるアイツを見て

私も1歩ずつ後ろへと後退る




" たまたまこのマンションの住人がいてね
俺、入ってきちゃった 笑 "




いよいよ壁に追い詰められた私を見て

気持ちの悪い笑顔で私に話しかけてくる




『...そんなの知らないし
早く退いてよ』




絶対、この前みたいには屈しない




" ...優しくしてあげようと思ってたけど辞めちゃった "


" Aちゃん、楽しもうね 笑 "




だけどこんな時でも思い出すのは


ころんくんなんだ





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