元カレ、推しでした【青】

# 25話 ページ26

ころんside




莉犬くんとAが話しているのを見てると

面白くなくてつまらない顔をしてしまう




り「そんな分かりやすく嫉妬しないでよ 笑」




莉犬くんには僕の気持ちが伝わってたみたいで

小声でコソッと話してくる




こ「...嫉妬なんてしてねぇし」




嫉妬する筋合いなんて僕には無い

彼氏でもなんでもないんだから




り「俺もう帰らないとだから...
またね！！Aちゃん！！」




ほら、Aにだけ愛想良くしやがって

僕のAを取ったら許さねぇからな




『またね、莉犬くん』




彼女も彼女だ

いくら助けてもらったからと言って心許しすぎじゃない？


そんな可愛い笑顔メンバーに見せないでよ




り「……ころちゃん、」




莉犬くんはAに笑顔で手を振ったあと

真剣な表情で僕をコンビニの外に連れ出してきた




こ「なに、なるべく1人にさせたくないんだけど...」




店内にも少しはお客さんもいるから

なにかされるってことは無いんだけど


さっきの今で彼女を1人にさせるのは気が引ける




り「...俺がさ、Aちゃんのことを見つけた時」




なんて、僕の言葉を無視して

莉犬くんは自分の言葉を続ける


その言葉を聞いて

今、莉犬くんが僕を彼女から遠ざけた意味がわかった



,, 居たんだよ ,,


,, Aちゃんを気持ち悪い笑顔で見下ろす男の人がさ ,,






.





り「ただ見下ろしてた人って笑顔じゃなかったし...」

り「なにか、あったのかな」





僕とAが電話を切って

莉犬くんから連絡が来るまでさほど時間は無かった


ということは


ストーカーはAがあの場所にいるのを知っていてわざと見つけていなかった？


だとしたらこれから先

ストーカー野郎がAに何をするか分からない...ってことか




り「...ころちゃんが守ってあげてね」

り「俺も何か言ってくれたら手伝うけど」


こ「……うん」




一刻も早くアイツを捕まえないと

Aが危ない







.



STPRが新プロジェクト始めるらしいですね(；_；)

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