c h o c o l a t e ページ21
白石が叫ぶから驚いてそちらを見れば名前が呼ばれ、見たんだぞ！、と大きく腕をふって連呼する。
やらかしたな、と思いながら取り敢えずお酒を流せば、同じ動作をAもしたようで
白石「誤魔化すなバカ！」
叱られた。
「え、と…」
丁度いい。どうせ話そうと思っていたことだ。最近夜2人が帰れる時はいつ言おうか、なんてことを話していた。決まっていないが、タイミング的にもういいだろう。俺は、どん、と態とらしく机とグラスの音を立て立ち上がった。
緋山「おお〜」
緋山が煽るのを無視しAの腕を強引に引いて立たせ、腕の中に引き寄せる。
「ちょ、は?何待って意味がわからない待って美帆ちゃん助けて死ぬ」
こいつの肺活量はどうなってるのだろうか。一息で言った。まだ同期がいる手前黙らない彼女を黙らせた。
白石「ぎゃあああ」
半分悲鳴混じり。唇を離せば見つめたままの彼女の顔。頭を撫でながら、
藍沢「俺は蒼瀬Aと交際中だ」
俺はそう言った。すると、おずおずと顔を下に下げて両手で覆うAの姿。髪の毛の間から見える耳が真っ赤だ。
緋山があんたまさか、と口を開く。
緋山「同棲とか…」
藍沢「ああ、してる」
嘘でしょ、とグラスを持ったまま停止。冴島は俺を見るなり水を一気にの度に流した。白石はと言うと、
白石「気になって言ったらいらんものついてきた…」
自問自答中であった。こんなにも荒れることなのだろうか、疑問だ。
硬直が解けたのか緋山が話し出す。
緋山「…まぁそんな気がしてたけど、まさかここでキスするとはね」
冴島「なかなか、はい…」
白石「Aなんか固まったままじゃない」
どうやら3人は交際や同棲よりキスの方が驚いたらしい。
「やだもう穴があったら入りたい」
俺の腕を振りほどいてソファーの隅に屈んだまま動かない。
藍沢「まぁ、そういうことだ、よろしく頼む」
我ながら何を頼んでいるかはよくわからない。小さくなる彼女を見ながら向かいのソファーに座り直して飲み直した。
冴島「そろそろ時間だから帰るね、Aまたね?」
「はるちゃん、ばいばい」
振り返って手を振るとまた戻る。俺はかなりやらかしたのだろうか…
冴島「藤川先生も聞きたいと思うから、また今度馴れ初めとかも教えてね、」
冴島はもう一度手を振り直して帰っていった。
緋山「飲み直すよ」
ちょいちょい、と後ろから頬を触られているA。むい、とした顔で女子の輪に加わった。
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レイ(プロフ) - 再開待ってます。 (2019年11月25日 23時) (
レス) id: ffae72cfbe (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 完結になってますが終わりですか？ (2019年9月2日 20時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます！もう更新されないのでしょうか？ (2018年10月16日 11時) (レス) id: 6124a9987a (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち - いつも見てます！このお話が大好きです！更新がんばってください！ (2018年7月6日 19時) (レス) id: 79846cf961 (このIDを非表示/違反報告)
Nana(プロフ) - Rayさん» Rayさんいろんな人に細かくしてますが、手当たり次第いろんな人に誰彼構わずリクエストしてるようです。迷惑だと思いますよ。 (2017年11月1日 5時) (レス) id: 3273862ca4 (このIDを非表示/違反報告)
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