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「まぁ、言いたいことはあるだろうけどとりあえず全部の隠し事話すまで待ってね。」
ロー「...あぁ。」
「名前から察するに私の父はドンキホーテ・ドフラミンゴ。母はルロネル・マリア。母は北の海の普通の街に住んでる普通の女の人だった。」
私は、小さい頃のことを思い出しながらそう言った。
「父は私がまだお腹の中にいるときに母を捨てたの。母は私を産まないって選択も出来たけれど私を産んでくれた。それで...6歳の頃。私、悪魔の実を食べてしまったの。」
またまた目を見開くロー。
ここまで来ると最早面白い。
「その悪魔の実の名前はボロボロの実。」
そこまで言うと、ローは私の話を止めた。
ロー「少し待ってくれ。情報量が多すぎる...。Aはドフラミンゴの娘？アイツに娘がいたのか？」
「うん。」
ロー「それで、Aはボロボロの実の能力者？存在したのか？その悪魔の実が？？」
「うん。」
そこまで言うと、ローは頭を抱えて、
ロー「悪い、話を止めちまった。続けてくれ。」
と、続きを促した。
「ん。それでね、どこからか父は私がボロボロの実を食べたという情報を手にして、私のところに来た。そのときに初めて父に会った。」
その日も普通通りの生活だったんだ。
朝ご飯を食べて、母さんの手伝いをしていた。
洗濯物を畳んでいると、突然家の扉が開いて、背の高い男の人が入ってきた。
母は、ドフラミンゴ...！と憎たらしそうにその人の名を呼んだ。
その人はゆっくりと私の方に歩いてきた。
ドフ「Aか。大きくなったんだなァ。」
そう言ってその人は私の頭を大きな手で撫でた。
マリ「Aに触らないでッ!!」
母さんはその人にそう怒鳴った。
ドフ「なんだ...。娘の頭を撫でるくらい良いだろう？」
この人が私の父なんだと、そのとき初めて知った。
マリ「あなたをこの子の父とは認めない。突然何の用？何をしに来たの？」
ドフ「随分冷てェじゃねェか。娘の近くに居てぇと思うのは悪いか？」
マリ「今まで放っておいて突然何なの？私はそんな言葉信じない。何が目的？」
ドフ「面倒くせェな。まぁいい。Aが悪魔の実を食べたと聞いてな。」
そう父がいうと、母さんは絶望したような表情を浮かべたあとに、父の頭に拳銃を突きつけた。
ドフ「オイオイ、どういうことだ？」
マリ「逃げなさい！A！」
母さんはそう叫んだ。
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年8月31日 16時
