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「でもさぁ、ルフィさんが目を覚ましたときにね、海賊女帝。あなたの顔色が悪かったり、少し不健康そうだとルフィさんも心配になると思うの。しかも、それが自分を心配していてそうなったと知ればさ、ルフィさんは多分申し訳ない気持ちになっちゃうと思うよ？」
そう言うと、海賊女帝はハッとした。
「あなたがもし倒れてしまったときね、ルフィさんが心配してくれていたって知ったら嬉しいけどさ、心配でご飯も食べられなかった。心配しすぎて体調を崩してしまった、って知れば悲しくなるでしょ？自分のせいでルフィさんが苦しんでしまったんだ、って。」
ハン「わ、わらわはルフィにそんな思いをさせたくはない！」
「んじゃしっかりご飯も食べてしっかり寝ときな。ルフィさんが復活したらあなたにすぐ教えに行くからさ。それで、元気いっぱいにルフィさんの看病してあげなよ。」
ハン「もちろんじゃ！！ルフィをこれ以上悲しませたりはせぬ！」
そう言って海賊女帝はご飯をたくさん食べ始めた。
「あー、食べすぎてお腹壊したりとかしないでね？」
ハン「そんな間抜けなことはせぬ！」
「ならいいけどさ。」
ハン「ところで。そなた、確かAといったな。」
「うん。」
ハン「A...わらわと友達になってはくれぬか？」
「え？友達？いいよ？」
ハン「本当か！？」
「うん。断る理由無いし。」
ハン「そうか。ならばA！これを食べるのじゃ！」
そう言って海賊女帝...いや、友達ならハンコックか。
ハンコックは私に美味しそうなお肉を差し出してくれた。
「え、いいの？」
ハン「当たり前じゃ！」
それから妹たちは安心したのか部屋から出ていき、私とハンコックだけとなった。
「ハンコックとルフィさんはいつ出会ったの？」
ハン「つい最近じゃ。ある日ルフィが空から飛んできての。それから色んなことがあってな...。」
最初はルフィさんを殺そうとしたことなど、たくさん教えてくれた。
その途中で天竜人のところにいたときのことも。
ハン「ところで...Aの想い人は一体誰なのじゃ！？」
「え、急に話変わる？」
ハン「恋バナというものをしてみたいのじゃ！」
あー、うん、こりゃ可愛いわ。
顔だけじゃねぇわ、ハンコックは全てが可愛いわ。
「私の好きな人はねぇ。」
それから私の好きな人のことを、ハンコックに話した。
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年8月31日 16時
