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近藤さんはものすごく優しかった。
お人好し、と呼ばれる類の人なのだろう。
いつかその性格のせいで悪いことに巻き込まれないかが心配だ。
土方さんは最初は無愛想で意地っ張りな人だなぁと思ったが、案外面倒見が良かったり不器用な優しさを見せることもあった。
ちょっと銀時に似てるかも。
総悟は私の1つ上の男の子で、私はそんなに歳が近い人と今まであったことがあまりなかったから慣れなかった。
どこかつかみどころがなくて、今まで会ったことのない種類の人だと思った。
最初は私に冷たかったけど、いつからかめちゃくちゃ懐いてきた。
今ではとっても仲がいい。
ミツバさんはとっても優しくてとっても綺麗な人だ。
でも芯をもっていて、大和撫子と呼ばれる人である。
近藤さんに聞くと、肺が弱いらしくあまり運動とかは出来ないらしい。
いつか、絶対治してあげたい。
私を拾ってくれた恩返し的な?
まぁ、単純にミツバさん大好きだし。
土方「おいA!買い物行くぞ!」
そんなことを考えていると、土方さんにそう呼ばれた。
今日は買い物に行く日なのだ。
近藤さん、土方さん、ミツバさんの後ろを総悟と並んで歩く。
総悟によると土方さんはミツバさんの事が好きらしい。
レンアイ?的に。
私はそのレンアイというものはあまり分からない。
確か昔銀時と晋助とヅラに、Aはまだ知らなくていい事だ!!って言われたんだよなぁ。
まぁ、そのレンアイというもののおかげで総悟は土方さんのことをものすごく敵対視している。
現に今もミツバさんの隣を歩く土方さんをじーっと睨んでいる。
『総悟顔怖い。』
そう呟くと、私の方をみる総悟。
総悟「…そんなに?」
『般若のような顔してた。』
総悟「そこまで言うのはひでぇや。可愛いベビーフェイスで通してるってのに。」
『それ自分で言ったらアウトだよ。』
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凛 - 早く続きが見たいです!ゆっくりでもいいので更新待ってます! (2022年12月14日 18時) (レス) @page38 id: 2bc0f45ebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:COCOA | 作成日時:2020年6月10日 22時