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あの後結局探したけれど、この船には誰も乗っていなかった。
あの声はメリー号の声だったようにも思えるけど、そんな事あるわけないし...、と考える。
そんなときにガレーラカンパニーの船と遭遇する。
その瞬間の事だった。
メリー号が真っ二つにわかれてしまったのだ。
ガレーラカンパニーの人達に何とかしてくれよ！！と頼み込むルフィさん。
でも、だったらもう眠らせてやれ、としか返ってこなくて。
すでにやれるだけの事は尽くした、と。
それからアイスバーグさんの話を聞く。
アイスバーグさんは廃船島でメリー号を見つけたという。
メリー号の声を聞いた、と。
もう一度だけ走りたいんだ、と。
アイスバーグさんは船を修理してくれたらしい。
すると、メリー号はひとりでに海に出た、と。
そんな話を聞いて、ルフィさんは分かった...と言った。
それから準備を進め、私たちはメリー号の隣に小舟を浮かべ、その上に立った。
ルフ「じゃあ、いいか。みんな。」
ゾロ「...あァ。」
ルフ「A、頼む。」
「うん。」
私はルフィさんが手に持っている木の棒の先に、小さく炎をつけた。
炎は少し経つと青から色を変え、明るくなった。
ルフ「メリー、海底は暗くて寂しいからな。おれ達が見届ける。ウソップは、居なくて良かったかもな。アイツはこんなの、耐えられるわけがねぇ。」
メリー号にゆっくり火をつけたルフィさん。
ゾロ「どう思う。」
ウソ「そんな事ないさ。決別のときはくる。男の別れだ。涙のひとつもあっては行けない。彼にも...覚悟は出来てる。」
炎が燃え移り、段々と大きくなっていく。
ルフ「長い間、おれ達を乗せてくれてありがとう。メリー号。」
初めてメリー号に出会ったときのことを思い出す。
空を飛びながら羊の船首の船を見つけて、可愛いなぁ、なんて思ったりした。
海賊船だけど可愛い船首をみて、もしかしたらいい人達かもしれないって思ったから、この船で羽根を休めることにしたんだった。
それでルフィさん達に、ビビさんに出会って。
アラバスタで過ごした後はジャヤでバクゴーくん達に出会った。
彼らと一緒にこの船に乗って空まで行った。
"突き上げる海流"も無事に進めた。
もっともっと、上げだしたらキリがないくらいたくさんの思い出がメリー号にはある。
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歌の柚(プロフ) - 面白くて半日かけて一気読みしました！すごい面白かったです！作者さんのペースで大丈夫ですので、更新楽しみにまってます！ (2022年8月11日 19時) (
レス) id: 6a0eef665c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - すっごく面白かったです！更新、楽しみにしてます!! (2022年8月10日 20時) (レス) @page37 id: d15eb96a1c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - とても面白くて続きが待ち遠しいです。更新よろしくお願いします。 (2022年4月18日 0時) (レス) id: 997918c855 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。まだ続きは書かれる予定なのですか？書いてくださるならいくらでも待つので更新頑張ってください！ (2022年2月28日 20時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：COCOA
| 作成日時：2022年2月14日 8時
