個性：剛翼の彼女は海賊になる 5 (ページ37)

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「......で？なんでこうなってるんでしょうか。」

ゾロ「おれが知るわけねェだろ。」

竜宮城につけばまだ私たちしか居ないというのにお酒を飲み始めてしまったゾロさん。

私は呆れたようにそれを見ていたのだがなぜか突然移動させられ、檻の中へと入れられたのだった。

最初はゾロさんも寝ていたのだが、段々と城が騒々しくなってきて。

ゾロ「なんの騒ぎだ？」

「ルフィさん達が到着したみたいです。出ます？」

ゾロ「あァ、頼む。」

そう言われ、羽根を使って私とゾロさんの縄を切る。

そしてまたまた羽根を使って牢の外に置かれてあるゾロさんの刀を取り、持ち主に返して。

「じゃあ、お願いします。」

ゾロさんはすぐに鉄の檻なんて斬ってしまい、私達は牢から脱出。

ゾロ「騒ぎが聞こえるのは...あっちか。よし、行くぞ」

「なんでこっちから聞こえるって言ってんのにあっち行くんですか。ほら、着いてきてください！」

またまた変な方向に行くゾロさんを引っ張り、騒ぎ声の聞こえる方へ。

ゾロさんがネプチューン王の攻撃を止めている隙に私は大きなバブリーサンゴを広い、部屋中に空気を行き渡らせる。

結局ネプチューン王は戦うことなく、ぎっくり腰になってダウン。

そこからはトントン拍子で話が進み、なぜか竜宮城を占拠する事態に。

城の外から中に入ってこようとしたこの国の王子にゾロさんは取引を持ち掛け、城の中の人質たちを全員無事に解放するのと引き換えにサニー号、そして麦わらの一味の皆さんを全員揃えてすぐに出航できるようにと言った。

昔銀行強盗がそんなこと言ってたなぁ、、人質を解放して欲しくば逃走車を用意しろとかなんとか。

あのときは逃走車を用意して人質を解放させた後、その車で逃げていく犯人達を私が追っかけて捕まえたんだっけか。

昔はそんなヒーローをしてたのに今では犯罪者側になってしまうとは。

それから人魚姫が狙われているやらどうたらこうたらで王に頼まれてブルックさんが人魚姫の無事を確認しに行く。

数分後、人魚姫が誘拐されただとか敵襲だとか騒ぎながらブルックさんとタツノオトシゴの魚人さんが戻ってきた。

「どうします？」

私がゾロさんの方を向いてそう言えば、ウソップさんが答えなくていい〜〜！！と叫ぶ。

ゾロ「斬ろう。」

「ま、そうなりますよね。」

ウソ「答えなくていいっつっただろォ！！！」