個性：剛翼の彼女は海賊になる 5 (ページ29)

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あの後ベビー5とバッファローに顔を見せ、麦わらの一味に潜入していた、と伝えた後また帰ってくると言い、王宮にある自分の部屋に向かった。

「待たせてごめんね。」

荼毘「捕まらなかったみてェだな。」

「そんなマヌケじゃないわよ。このままパンクハザードってところに顔だけ見せてまたシャボンディに寄った後に初めにいた無人島に戻るね。」

荼毘「あァ。分かった。」

それからまた空を飛び、パンクハザードへ。

「シーザー。モネはいる？」

窓から入り、そう声をかければ、驚いたのか大声を上げるシーザー。

シー「あぁぁ！しまった！薬を入れすぎちまった！！クソ！おれの実験の邪魔をしやがるのは一体どこのどいつ......って、Aか！！？」

「ご覧の通り。Aだけど。それよりシーザー、モネは？」

モネ「ここよ。」

そんな声が聞こえてきた方向に顔を向ければ、コーヒーを持ったモネが部屋の中に入ってきていて。

「モネ、久しぶり。」

モネ「若様から突然いなくなったと聞かされたから心配していたの。何があったの？」

「まぁ、ゆっくり話すよ。入ってもいい？」

シー「あァ、入れ......そいつは誰だ？」

「ダビ。しばらく一緒に過ごすの。」

モネ「あら、もうローはいいの？随分好いていたって聞いてたのだけど。」

荼毘「誰だそりゃ。」

「知らないわよ。11年も待たせてくる男なんて。」

モネ「あら、拗ねちゃってるわね。」

そう言ってクスクス笑うモネ。

荼毘はそんなモネの様子を見て眉を寄せた。

「まぁ、詳しいことはドフィから聞いてよ。私はこの後やりたい事があるから行くね。」

モネ「あら、もう行っちゃうの？寂しくなるわね、」

「また帰ってくるよ。」

そう言ってまた荼毘と一緒に空の旅をし、無人島まで帰った。

荼毘「そんなに急いで修行したかったのか？」

「まぁ、それもあるけど...」

無人島につき、食料を確保しながらそう話す。

「大好きな人の仇と長い間過ごしたいとは思わないもん。シーザーは普通に嫌いだし。」

荼毘「確かにお前、アイツのこと嫌いそうだったな。」

「趣味悪い実験ばっかり。嫌い。」