FANTASTICSの姫は喰種１

14話 ページ15

A「……」


大樹「…翔太…どうだった？」


A「自分で見てきた方が早い」


大樹「…わかった」






Aside

私は…バカなのかな…翔太は裏切らないなんて分かってたんだ…なのに逃げたんだ……

裏切られるのが…怖かっただけなんだ…


A「…翔太ごめんね」





数日後



大樹「もー！諦めんなよ！？俺らは待ってるからね？」


翔太「はい笑」


世界「絶対戻ってこいよ！」


颯太「俺も待ってるから！」


翔太「……みんな…Aを恨まないであげてください」


勇征「いきなり…どうした？」


翔太「颯太…颯太はAを幸せにしてあげて。俺の分も」


颯太「まさか…翔太…」


翔太「好きなんだ…Aが…昔から」


夏喜「どういう事？」


翔太「Aと俺は…昔から仲良い心友だった…あいつは裏切られた事があって…俺に裏切られるのが怖くて…縁切ったの。でもさっき話して……Aとは縁戻したよ」


夏輝「…そうだったんだ」


翔太「あいつは…他にも秘密がある…俺からは言えない…でも俺も自分で気づいた……颯太」


颯太「はい」


翔太「Aは良い奴だから…何を知っても離れないで。恨まないであげてください」


颯太「はいっ！」


翔太「ファンタメンバーは…いい奴らだって…信じてるから」


大樹「翔太！おい！死ぬな！生きろよ！」


バンッ


A「翔太っ！まだ…約束叶えてあげてない！ねぇ！まだ行かないでよっ」


翔太「…A…外に連れてって」


A「っ……」


翔太「見たい…んだ…」


A「大樹さん…2人にしてください」


大樹「そんなっ！」


A「すぐ終わるんで…30秒だけ…30秒たったら入ってきていいんで」


大樹「…行くよ」


黎弥「…はい」




A「……翔太が初めてだよ…私の赫子見るの…」


翔太「……羽赫…と鱗赫……綺麗」


A「っ…初めて言われたな…綺麗なんて」


翔太「……A…ファンタは良い奴だから…信じてあげて…」


A「…翔太っ…ありがとうっ！」


大樹「……翔太？」


翔太「…颯太…Aを…よろしく」


颯太「えっ…翔太君！？ねぇ！翔太君！」


A「ごめんっ！ありがとうっ！ｸﾞｽｯ…やだ…行かないでっ……翔太っ！」


大樹「…翔太」


黎弥「やだっ！やだやだやだ！翔太っ！」



翔太side

A……捜査官に殺されんなよ……

颯太と…幸せになれよ

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