23話 ページ24
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部屋を見渡す限り、テレビの前にはひとつのソファ、目の前のテーブルには何故かコーラとポップコーンがある。いかにも映画見てましたよ、って感じだ。知らんけど。
五条「まさかまさか、Aには悠仁に色々教えて貰いたくてね」
『私は教師じゃないんだけど?あんたの仕事でしょ』
五条「僕はこれから学長のところに行かなきゃいけないんだよね。呪力と術式については教えたけど、悠仁もまだ分かってないこと多いだろうし、好きなだけAに聞きな」
『ま、しょうがないか。それじゃ行った行った、時間遅れると学長に怒られるぞ』
五条「そんじゃよろしくね〜」
ヒラヒラと手を振りながら五条は部屋から出て行った。
さてと、さっきから穴が空くほどこちらを見ているこの少年はどうしたものか。
『そんな見てると穴あくんだけど?』
虎杖「うぉお!ごめんごめん!」
『なに?』
虎杖「いや、五条先生と仲良いんだなって思ってさ」
『そりゃあ同期だからね』
虎杖「あの、さ、あのー」
何故かもじもじしている彼は明らかに何かを聞こうとしている。
『何?なんでも聞いていいよってあいつも言ってたでしょ』
虎杖「じゃあ遠慮なく。2人ってさ、付き合ってんの?」
『は?』
虎杖「え゛?」
多分、今とても怖い顔をしてるんだろう。いやだって、何が悲しくてあいつと付き合うなんてことにならなきゃいけないのか。冗談でもやめて欲しい。
虎杖「顔怖いって、いや、違うんだったらごめん!でも距離感とかもどう考えても付き合っ_」
『は?』
虎杖「違うんですね。すみません」
『はぁ、怒ってないよ。だからそんなビクビクしないで』
虎杖「(絶対怒ってただろ)」
『ないない。あいつと付き合うなら硝子と付き合った方がマシよ』
虎杖「でも先生、Aさんのこと楽しそうに話してたからさ、てっきり付き合ってるのかと思った」
『楽しそうに?何話してたの?』
虎杖「なんか、久しぶりに会えて嬉しい〜とか色々」
『ふーん』
机にあったポップコーンを勝手に食べながら、つまらなそうに悠仁の話を聞く。だって興味無いし。
虎杖「てか!Aさんなんかすげえ人なんでしょ!?」
『すげえ人?』
虎杖「五条先生に負けないくらい強いって先生が言ってた!」
『まさか。あいつには勝てないよ。まず無下限呪術に六眼、さらには反転術式を得たあいつに勝てるのなんてそれこそ全ての指を取り込んだ宿儺くらいよ』
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ひながき(プロフ) - しおりさん» 𝑶𝑴𝑮(゜д゜)、教えていただいてありがとうございます!! (2022年2月7日 1時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 悠仁の漢字間違ってます! (2022年2月6日 23時) (レス) @page23 id: 2479e15f01 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - プスメラウィッチさん» 五条オチです!!今後もお楽しみください!! (2022年2月6日 2時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 15さん» ありがとうございます!!ゆっくりですが、しっかり更新していきます!! (2022年2月6日 2時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ひながきさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています(*^^*)楽しみにしています。 (2022年2月5日 21時) (レス) @page25 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひながき | 作成日時:2022年1月9日 22時