19話 ページ20
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『はーい、白黒野郎の負け〜』
パンダ「おい待て、白黒野郎ってなんだ」
『あ、口が滑った』
地面に伏せているパンダの背中に座りながら、次は誰にする?と真希達に問いかける。
真希「あたしは最後にやる。先に1年の相手しろ」
『もしかして私の体力少しでも減らして最後の最後に勝とうとしてる?無理だよ、真希になんて負けないし』
真希「ちっげぇぇよ!1年に譲ってやるだけだ!」
『素直じゃないな、あの子は』
パンダ「あの、とりあえず退けて?」
そうして出てきたのは、伏黒くんだった。うん、やる気に満ち溢れている、若者らしくていいね。
『君の術式は?』
伏黒「これから戦うってのに教えるわけないでしょ」
『だってさっき真希から私の術式聞いたでしょ?』
伏黒「ッ、なんでそれ」
『チラ見したら得意げに真希が話してるのが見えてね、あとは勘かな。ま、ハンデとして君の術式は聞かないことにするよ』
伏黒「ハンデなんていりません」
『さっきのパンダの負け様を見てた上で言ってるの?』
伏黒「いくらあなたが強かろうと、絶対なんてないでしょう」
『お、いいねその考え。好きだ』
それじゃあ、と伏黒くんは手を組み式神を出した。なるほど、そういう感じか。私に向かって犬が走ってくる。
『これ、壊していいの?』
伏黒「そんなにヤワじゃないのでご心配なく」
犬に気を取られている私に伏黒くんは自ら攻撃を仕掛けてくる。私はそれを見て一旦後ろに飛び、下がった。
影から式神を出しているのか?面白い術式だな。
飛び退けると白黒の犬が飛びかかってくる。私はそれを一気に蹴飛ばした。すると犬は影の中に戻り、その間に伏黒くんは私との間を詰め攻撃を仕掛けてくる。
『うん、いいアイディアだ。2匹の式神に気を取らせ、最終的に仕留めるのは式神ではなく自分自身。面白いね』
伏黒「褒めてくれるくせに、引っかかってはくれないんですね」
『そこまで落ちぶれてないからね』
伏黒「ッ!!」
さすがに言い方間違えたか?
彼が持っている呪具を刀で受け止めながら流暢に彼に話しかけているが、落ちぶれていないと言った瞬間押してくる力が増した。
『ごめんごめん、そういうつもりじゃなかったよ』
伏黒「そういうつもりでッ__がはッ!!」
『お話に夢中になるのは良くない。会話を術に手の上で転がそうとしてくる呪詛師はたくさんいるよ』
ムキになるのはいいが油断は良くない。
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ひながき(プロフ) - しおりさん» 𝑶𝑴𝑮(゜д゜)、教えていただいてありがとうございます!! (2022年2月7日 1時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 悠仁の漢字間違ってます! (2022年2月6日 23時) (レス) @page23 id: 2479e15f01 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - プスメラウィッチさん» 五条オチです!!今後もお楽しみください!! (2022年2月6日 2時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 15さん» ありがとうございます!!ゆっくりですが、しっかり更新していきます!! (2022年2月6日 2時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ひながきさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています(*^^*)楽しみにしています。 (2022年2月5日 21時) (レス) @page25 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひながき | 作成日時:2022年1月9日 22時