17話 ページ18
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虎杖くんが生き返ってから数日後、私は真希との約束を守るためグラウンドへ向かっていた。てか、上への報告から真っ直ぐ来たからスーツじゃん。やらかした。
うん、やっぱり今日はやめよう。彼らの姿はもう見えてはいるが見つからなければなんてことないので直ぐに引き返そうと足を止める。
パンダ「あ!A!」
おいパンダ。お前余計なこと言うなよ、その体全部黒く塗んぞ。心の中で白黒野郎に悪態をつく。
もうさすがに引き返すことも不可能なので、仕方なく止めていた足を再度動かした。
真希「てめえ、遅いんだよ来るのが」
『真希、あんた随分と生意気になったわねッ』
真希「悟といると年上の敬い方とか分かんなくなんだよ」
『それは言えてるわ』
真希「Aといても変わらねえけどな」
『殺されたいならそう言いなさい?』
表情を引き攣らせながら言うと、真希は舌打ちした。
だからそういうところだっつーの。
パンダ「やっと俺らの稽古つけてくれる気になったか?」
『約束だったからね。その前にあんた、片手に持ってる女の子離してやりなさい。その子顔真っ青よ』
パンダ「おっと忘れてた」
『えーっと、見たことない顔がいるわね』
釘崎「あんた、この前勝手に教室入ってきたじゃない!」
『あ〜、あの時のか。名前は?』
ごめん、全然覚えてない。まあでも、3人いたのは覚えてるな。すごく気の強そうな女の子で大変よろしい。
釘崎「釘崎野薔薇よ、よろしく」
『よろしくね。君は?』
伏黒「普通、尋ねる前にそっちから名乗るんじゃないんですか。こういうのって。」
『おお、今年は生意気な奴ばっか。大いに結構。私の名前は泡瀬A、って』
いや、やっぱり覚えてる。あの日私は確かに名乗った気がする、それで私が名乗った時に僅かに反応していたのがこの子だ。
『名前は名乗った気がするんだけど』
伏黒「そうですね、覚えてます。俺は伏黒恵です」
『伏黒、恵』
この子もしかして__「いつまで自己紹介してんだよ」
『っ、ごめんごめん』
彼の名前にどこか引っかかるものがあったが、真希の声で思考が途切れる。仕方ない、後で五条に聞いてみよう。
『さあ、誰から行く?今日は任務も無いし体も絶好調、悪いんだけど負ける気はサラサラしない。おっと失礼、君らの場合風邪を引いていても勝てるんだった』
真希「こいつッ、言いたい放題言いやがって」
狗巻「たかな!」
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ひながき(プロフ) - しおりさん» 𝑶𝑴𝑮(゜д゜)、教えていただいてありがとうございます!! (2022年2月7日 1時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 悠仁の漢字間違ってます! (2022年2月6日 23時) (レス) @page23 id: 2479e15f01 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - プスメラウィッチさん» 五条オチです!!今後もお楽しみください!! (2022年2月6日 2時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひながき(プロフ) - 15さん» ありがとうございます!!ゆっくりですが、しっかり更新していきます!! (2022年2月6日 2時) (レス) id: 4bea1154e8 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ひながきさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています(*^^*)楽しみにしています。 (2022年2月5日 21時) (レス) @page25 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひながき | 作成日時:2022年1月9日 22時