好きだ ページ20
振り返ると照くんが私の手を引っ張っていた。
『悪い。俺この子に話があるんだ。
お前らには後日ちゃんと話するから。
今日は帰ってもいいかな、?』
涼太「わかったよ。じゃあまたな。」
「えーーーーーー」
他のメンバーが駄々をこねる中、舘様が許可した事によって照くんはありがとう、と呟いて私の手を引いて歩き出す。
A「あの、どこまで行くんですか。」
照くんは変装無しで外に出ている。未だ手は引かれたままだ。
『あ、ごめん。』
やっと離してもらえた。
A「話って、なんですか?」
薄々気付いてはいる。
もう店には行けない、そう言われるんだろう。
『あのね、この気持ち言うかどうかとても迷った。きっと君を困らせるだけだろうから。』
A「はい。」
『好きだ。』
あなたから放たれた予想とはかけ離れた3文字の言葉。
でも、私がどうしても欲しかった、言葉。
でもね、その言葉は現実で放たれない方が良かった。私の想像の中だけの言葉でよかった。
その後照くんは何か言っていたけど私の耳には入らなかった。
だってあなたの気持ちに私は
応えることが、できないから。
A「ごめんなさい。」
そう言うことしか、私にはできないから。
あなたの為にも、私の為にも。
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日葵(プロフ) - zinyonさん» えええええ、なんて嬉しいこと言ってくださるんですか(;_;)いや語彙力の欠片もないので伝わってるか不安やったんです(泣)はい!ぜひぜひ!読んでやってください! (2020年3月3日 17時) (レス) id: ba5941ee68 (このIDを非表示/違反報告)
zinyon(プロフ) - キュンキュンし過ぎて危うく死ぬところでしたw日葵さんの文章力が神過ぎて...今からフランボワーズ2読んできます! (2020年3月3日 14時) (レス) id: 12d8f12549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日葵 | 作成日時:2020年2月20日 0時