アンジュ・エ・デモン 2nd

86＊ ページ36

なんやかんやでドタバタと過ぎて昼休み。





いつも神ちゃんと二人で社食で食べてるけど、今日は中間さんが同じテーブルに来た。







「ここいい？」


「はい、どうぞどうぞ」


「重岡、昨日大丈夫だった？」


「はい…。あの、ほんま昨日中間さんと神ちゃんにはご迷惑おかけして、申し訳無かったです。すいません」



「いや、まぁ俺らは良いんだけど…1番迷惑被ったのは高橋さんだよな。


神ちゃん何か言われなかった？」



「それが、俺も一応文句言われるの覚悟してたんですけど何も言ってこなくて。

それが逆に不気味というか…何もなかったん？言えないくらいの何かあったとか？」



「えっ、言えないような……？」








もう、この人のキャラ変なんとかしてや。

めっちゃキラキラした目で期待に満ちた目で見てくる。

そんな中間さんに神ちゃんも苦笑い。








「別に、何もないです…よ、、」








あのキスも、あいつの中では無かっこと。









「ふーん。そっか、残念だったね重岡。ファインプレーしたかなって思ったんだけど」



「…そもそも！なんで2人とも俺のこと放置して帰ったん？！


ちゃんと2人が送りつけてくれたら、あんな事に…」




「ん？あんな事？」



「いや、違います！そんなんやなくて…高橋も迷惑やったろうなって…事…です」









何かしら勘付いたであろう中間さんの横に、桐山さんが座って、その後ろから…









「うっす、お疲れシゲ」



「�霤弔気鵝�まだ東京にいたんですか？」



「今夜帰るわ。せっかく本社来たし、お前が関わってる新しいシステムの話少し教えてもらおうと思って」



「そうやったんですね」







懐かしい�霤弔気鵝２兇鮨憩�社員の頃からずっと隣で見守ってくれてた先輩。








「で、お前ホームシックなん？昨日べろべろになりながら大阪帰りたい言うてたで」




「ホームシックっていうか…」








単なる、ほぼ失恋同然による恋煩いです。

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