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眠っていても、引きずってると自然と足は動くらしく一応フラフラながらも歩いてくれてる。
だから、部屋まで連れて行ってベッドに放り投げる事は出来た。
「もぅ、ほんとしんどい…」
さっきまで流星くんがいた部屋に、今度はヘロヘロの重岡くんがいるとか変なの。
苦しいかもしれないし、一応ネクタイを外して、ボタンも1つ外しておいた。
テレビも電気もついてるし、その内目も覚ますでしょ。
そしたら、こんなに飲んで酔っ払ってるから文句言って、明日は中間さんと神ちゃんにも一言言ってやるんだから。
そう思いながらお風呂に入って、ドライヤーもガンガン使って、さすがに起きたでしょ?
期待を込めてリビングへ戻ったのに、まだスヤスヤ寝てるからガックリ肩を落とす。
嘘でしょ…どんだけ眠り深いのよ。
ていうか、このままだと私がソファーで寝る感じ?
仕方ないのか…。
ふぅ、とため息をついてベッド脇に座って寝顔を眺める。
長い睫毛と、スッとした鼻筋。
いつもニコニコ笑ってて、だけどさっきのピアノはなかなかの破壊力あったよ。
ギャップって、こういうことなのかって。
好きだよ、好きだよ、君のことが
誰を思って歌ってたんだろう。
そんな事、考えても分かんないか。
今夜は諦めてソファーで寝ることを決心して立ち上がろうとした時。
「へっ?きゃぁ、ちょっと…っっ」
手首を掴まれてグイッと引っ張られて重岡くんの上に覆いかぶさってしまった。
「ちょっと、何…」
「んー…香水変えたんー……?」
「え…?」
「カスミ…」
カスミ?
思わぬ名前に固まる。
だけど、重岡くんは手を離してくれなくて、そのまま首に手が回ってきた。
「え、あの、重…
「どこ行ってたん?カスミ…」
そう言いながら首に回した手に力がこもって引き寄せられて、
重岡くんとキスしてしまった。
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さくら(プロフ) - あやかさん» はじめまして^_^コメントありがとうございます♪過去の作品まで目を通して頂けて有り難いです♪重岡くんはどんな風に頑張るのか?応援是非お願いします☆ (2018年2月14日 19時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めてコメント書かせていただきます!ストロベリーフィズで初めてさくらさんのお話を読みました、そこからもうさくらさんのお話が大好きです!!重岡くんとどうなるのかな〜ってワクワクしながら読んでます!これからも投稿楽しみにしてます♪! (2018年2月14日 1時) (レス) id: 63b004c391 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - カフェオレさん» コメントありがとうございます^_^焦れったいお二人ですが、見守ってくださると嬉しいです♪続きもよろしくお願いします! (2018年2月12日 7時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ(プロフ) - この小説、すごく好きです!更新、まってまーす!! 頑張ってください! (2018年2月11日 11時) (レス) id: 48d51abbe2 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ナポリタンさん» こんにちは、コメントありございます^_^続きも楽しんで頂けるよう更新頑張ります♪ (2018年2月6日 15時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2018年1月24日 23時